「他ありて吾あり」「他を思う故に吾あり」
発酵文明の手本 郷土の偉人から学ぶ
物質文明と人の心の融和が、はっこう文明の主意である
地域の偉人を育てた風土を大切に、未来を開く
先日筆者は彼岸のお墓参りに、千葉県東部にある旭市へ帰省した。
この地域は房総半島の東のはずれ、大河利根川と太平洋に挟まれた日本列島の最東端であり、ここに位置する自治体を一括りにして「東総」という。
日本の未来再生には、いくつかの自治体が一つになり助け合う地域共和制
地域共和国 取り組み例 東総・香取イメージ
発酵文明はものと酵素による食を超えて世界を変える
この略図メモはそれぞれの自治体の特性と、見ただけで活気が生まれてくる。それどころか温暖化で北極の氷が溶け銚子沖を通って東南アジアの船がヨーロッパへ簡単に行ける。
シベリアは広大な農地となり食料の流通も変わる。
北極海は自由に航行出来てスエズやパナマ運河も変わる。
仮に円で示した自治体がその気になればこの素材をもとに東総と香取地区を合わせた自立可能な比較的自由度のある仕組みが出来る。
この中には新たな可能性が多くあり発展展開の自由な共同体となる。
このたった幾つかあわせただけで活気が生まれ定住にもなる。
また分担共有が始まれば雇用や機能性や物の融通も他県や遠方へ出かけなくても楽になり
親密感も愛着も発酵醸成する。
偉人とは、人の心の発酵媒体の酵素である
この狭い地域にも過去に人が学ぶべき偉人がいた。僭越ながら筆者の故郷からまず、政治家、篤志家、外交官その他多くの先輩はいたが、その中の四人を地域の代表的偉人として挙げる。
1 当時の世界で最も精密な地図作成者 伊能忠敬。
最も美しい小江戸佐原市にある伊能忠敬の旧居と彫像
49歳で家業隠居後に天文学を本格的に学び、幕府の天文学方に登用され55歳から10回にわけて3万5千キロ以上、地球一周りに匹敵する測量歩行移動距離で、当時世界に類のない精密な地図を作成。その頭脳と技術と脅威的な歩行実行能力と健康にも敬意を。
その生き方は今超高齢化社会における日本人の手本である。
当時の測量機器の一部 伊能忠敬資料館
さらに「環境は人をつくる」という言葉どおり、佐原の景観のとても美しいことである。
その理由は佐原が、江戸、明治、大正、昭和、現代に至る良き建物があり、洋風建築もここに相応しい姿で調和し存在している。
3・11の大震災で伝統の建物のほとんど屋根瓦が落下したが、伝統の建物本体は無事で、今は全て見事に美しくいらかの波の屋根は小江戸に相応しく復興している。
歴史的建造物と川と植物とが心温まる風情を醸し出す。
2 世界の農協の先駆者と言われる大原幽学。
尾張藩士の三男で、ここに至り留まり、この地の農村のあり方、農地から暮らし方、建築にまで指導し尊敬されていた幽学だが。時の幕府に目をつけられ獄死した、その志と遺構は残っている。
筆者も旭新市庁舎のデザイン構想に、大原幽学のその心を引き継いだつもりである。
薫陶を受け継いだ弟子の簡素で見事な林家住宅
夜間も地域全体のシンボルとして、360展望階から全方位へ光を届けている。H/H
市民の心のシンボルとして親しまれる旭市新庁舎 受付ホール H/H
3 迎賓館に飾られる美しい無線七宝の作家濤川惣助。
無線七宝は西洋の王侯貴族にも愛された工芸品である。
迎賓館に飾られている無線七宝 七宝御紋付芦雁図花瓶 旭市指定文化財 個人蔵
故郷旭市にも小さな美術館を設定し展示すれば、世界中から芸術文化愛好家が訪れることだろう。成田国際空港から旭市は近い。東総地区の知名度も高まり地域の衰退をも防ぎ、
持続的環境と観光にも資するだろう。
4 実直で無私の文武両道の歌人「海上胤平」。
郷士身分の胤平は和歌と筆と画に長じ、江戸の千葉道場で修行、免許皆伝。
幕末から明治大正に活躍した。当時勝海舟、山岡鉄舟、坂本龍馬など、その後の明治の重臣たちとも交流したであろう。
歌人としては明治天皇のお歌のご指導、和歌、剣道の弟子6千人ともい言われ、明治大正まで歌人として活躍し、85歳の書は、デザイナー、クリエイターとしての座右の銘としている。
幕末に紀伊藩の武道師範となる時、明治維新となり、余生は鎌倉で過ごした。生誕の旭飯岡には、当時世界最強のバルチック艦隊を撃破し、世界から畏敬される軍人東郷平八郎元帥の海上胤平を讃える大きな碑がある。
旭に鉄道が開通し胤平帰郷の折には、駅までわが実家は家宝の槍を携えてお迎えしたと伝えられる。
海上胤平 筆 85歳老人
「この人の 上に立て人 歌人の 人麿も人 赤人も人」
偉大な歌人のさらに上を目指せ 人麿も赤人も同じ人ではないか 、と言う。和
歌ばかりでなく、全ての若者を励ます簡潔な表現である。
終わりに
マスコミ・TVドラマは、殺人の表現・報道は止めよう・・・
未来は別次元の心を、過去の反省ではない。
人の考えることは、まず人の利益と効率にあり。それを未来の子供達も本能的に、大人の浅はかさを幼稚さを、限界を見ぬくだろう。
先ずマスコミもTVドラマも、殺人事件の詳細報道は無しにしよう。
戦争も愉快犯の個人殺傷も、人のDNAにある同じ種の命を奪う特異な性質を刺激し真似ることになる。人の最も醜悪な行為をまず抑えることから発酵文明は始まる。
余滴
列島日本を歴史と先人の前向きな心の高齢者パワーで幸せに
因みに海上(ウナカミ)の苗字は平家千葉一族の海上郡の名の由来である。さらに愛知万博には尾張藩士由来の「大原幽学」の展示もあった。歴史と姓氏もあまり拘らず広い心で自由に考えたい。
また当初の2005年愛知万博は、海上(かいしょ)の森が開催地であり、立ち遅れた瀬戸市地域のインフラ整備の課題も兼ね、さらに日本の東と西、東京と大阪の狭間にある東海地方を愛知を、文化的な起死回生をかけた万博のビジョンで、国と愛知と全国区のプロデューサーや建築家集団が意気に感じてスタートした、夢のある国を挙げた一大イベントであった。(筆者も建設部会の一員で)
しかし、森に鷹がいるという理由もあり、突然に青少年公園に会場が変更され、大いなる
ビジョンは消滅した。
いつの日か、再チャレンジしようではありませんか❣
世界の国々がお手本とするような地球環境・人類・子供たちの未来をテーマに・・・
何時ぞや(いつぞや)のアンケートによると
日本一行きたくないという名古屋・愛知から始めよう
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【ファミリーヒストリー】(FAMILY HISTORY)
林 英光 氏
海上(kaisyo)の森は平家の落人海上(unakami)氏の暮らしたところであった。
源氏は陸の一族で、清盛の平家は瀬戸内に見事な宮を建てた古代アジアの海の女神を敬う
華麗な安芸の宮島、うみんちゅの流れである。
氏の母は銚子の海上家と縁があり、祖は明智一族土岐源氏で、徳川期に明智光秀・天海僧正の計らいで、光秀の姪の三代将軍の乳母の春日局の取り仕切る大奥の米を明治になるまで、馬と利根川と江戸川の水運で運んだくらい不便な中でも、人と広域の連携でSDGsの江戸時代の文化は地方の豊かな時代であった。
氏の生まれ故郷は海上一族の住んだ漁業と発酵文化と海運の拠点銚子であり、西から来た人たちによる都市計画や発酵文化醸造業で今まで栄えて来た。大手醸造発酵文化企業もあるが、家族的経営の「醤」はさらに大切な地域の宝である。
現在、氏の故郷東総地区では若い層が中心に、東総という自治体の自立共和国的な夢を実現に向け進めようとしている。
林 英光 氏曰く
「740の自治体の消滅を食い止めるには、それぞれの自治体個々では無理であり、今まで続いてきた周辺自治体の向こう三軒両隣が仲良く、身の丈にあった地域自給自足の基本を大切に、そこから外部との連携が、国際関係にも発展するだろう。」
また、
「有り余る空き家空き地、少子化での学校建築の廃校、地方の鉄道の廃線、人手不足、採算だけが基準では文化は育たないし列島日本に未来はない。」とも・・・
結論「大都市集中の無策は国を滅ぼす」
聞き手 鎹八咫烏
【寄稿文】 一舟・光秀(林 英光)
環境ディレクター
愛知県立芸術大学名誉教授
東京藝術大学卒業
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
富岡八幡宮の御遷宮
明治44年9月12日、富岡八幡宮にて本殿遷座祭がおこなわれました。これは老朽化が進んだ江戸期の社殿の大修理に伴って斎行されたもので、仮社殿にお祀りされていた御神体は見事に修復された御殿に無事に遷されました。
この大修理には渋沢栄一を会長とする修保会が結成されて、日光東照宮の大修理にも携わった一流の技師により施工されました。
仁和寺の宮御染筆の社号額を載せた美しい絵葉書に厳かな遷御の様子が偲ばれます。
【測量家・伊能忠敬翁の銅像は、下記のURLからご覧ください。】
製作 酒井道久氏 監修 伊能 洋氏 ☆監修の伊能氏は忠敬翁より7代目の御子孫に当たります
平成13年10月20日、江戸時代後期の測量家・伊能忠敬翁の銅像が境内大鳥居横に建立され除幕式が行なわれました。
測量開始から200年を迎え、50歳を過ぎてから天文学・測量術を学んだ忠敬翁が注目を集めていますが、翁は深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行出発にあたっては必ず当宮を参拝していたことから縁りの地であるこの八幡宮に銅像が建てられました。
除幕式当日は晴天に恵まれ、当宮神職による厳粛な神事のあと、この秋公開の映画「伊能忠敬-子午線の夢」で忠敬翁を演じた加藤剛さん、妻・お栄役の賀来千香子さんらが役柄の扮装のまま駆けつけ、地元・数矢小学校の児童たちと除幕を行ないました。
また、銅像の横には新地球座標系に準拠した国内第1号の三等三角点「富岡八幡宮」も設置され、同時に除幕されました。これはカーナビゲーシヨンなどに使われているGPSの基準点ともなる21世紀にふさわしい生きたモニュメントです。
深川周辺には忠敬翁隠宅跡のほかにも、翁が天文学を学んだ暦局跡、歩測訓練を行なった道、忠敬翁終焉の地などが点在しています。歴史を皆さんの足で感じてみませんか?
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「深川の八幡様として親しまれる富岡八幡宮は、寛永4年(1627年)創建 今も昔も変わらぬ信仰」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3366358
ZIPANG TOKIO 2020「ユネスコ無形文化遺産 関東三大山車祭り 水郷『佐原の大祭』もうすぐ始まる夏祭り と 秋祭り」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2519163
ZIPANG TOKIO 2020「文化庁 重要伝統的建造物群保存地区選定 歴史を活かしたまちづくり 香取市『佐原の町並み』拝見!」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2525698
ZIPANG-10 TOKIO 2020~日本の食を支える発酵文化~その魅力とは⁉【発酵県ちば】
https://tokyo2020-10.themedia.jp/posts/55884546/
ZIPANG-10 TOKIO 2020~発酵文化~紫式部、清少納言も食べていた「ひ志お」万葉の昔からある-食べる醤油-「ひ志お(醤)」とは・・・【銚子山十】
https://tokyo2020-10.themedia.jp/posts/55903162
ZIPANG-10 TOKIO 2020発酵文化【日本発酵文化協会】について ~世界初~「発酵検定」とは(Ⅰ)
https://tokyo2020-10.themedia.jp/posts/56076112/
ZIPANG-5 TOKIO 2020 アフターコロナへのお膳立て(2−1)ーSDGsの未来は地域の自発的取り組みにあるー ・・・【寄稿文】林 英光 ~デザイン・色彩の基本~
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/18125073
ZIPANG-5 TOKIO 2020 アフターコロナへのお膳立て(2−2) ーSDGsの実現は 地域の「共有幻想」にあるー・・・【寄稿文】林 英光 ~デザイン・色彩の役割~
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/18132279
ZIPANG-4 TOKIO 2020「明智光秀生誕の地 多羅城」特別企画展のご案内 ~ 時は今、天が下知る五月哉 ~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7453155
ZIPANG-2 TOKIO 2020 土岐源氏発祥の地~みずなみ~「詩情あふれる里の山々に響く夕べの鐘。美濃瑞浪三十三霊場のご案内」瑞浪(その4)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5124439
ZIPANG-6 TOKIO 2020 清和源氏発祥の地 【川西市】 張り子に無病息災や子どもの成長、新年への思いを込めて 「須磨張り子展」須磨で生まれた創作張り子を展示
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/39801204
㊙言い伝えによると源の義経は生き延びて、チンギス・ハーンに、源為朝は琉球に渡り、
その子が琉球王 舜天となったとか⁉
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