ZIPANG-10 TOKIO 2020 都市緑地がウェルビーイング向上に与える影響を科学的に検証 東京建物と森林総研、共同研究を「大手町の森」で開始

ヒートアイランド現象の緩和効果も分析、
都市緑地の多面的な価値を定量化・可視化


東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 小澤 克人、以下「東京建物」)と国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所(研究所:茨城県つくば市、所長 浅野 透、以下「森林総研」)は、都市緑地が人々のウェルビーイング向上に与える影響を科学的に検証することを目的とした共同研究(以下「本研究」)を、「大手町タワー」(東京都千代田区)敷地内の緑地「大手町の森」において開始しました。


なお、森林総研と不動産デベロッパーによる共同研究としては、本研究が初となります。


大手町の森


「大手町の森」は、2014年に竣工したオフィス・ホテル・商業施設等からなる大規模複合施設「大手町タワー」の敷地の約3分の1、約3,600㎡に広がる広大な都市の森です。2013年の完成以来、自然の森に近い形での管理を継続しており、周辺のワーカーや来街者の憩いの場としても利用されています。


本研究では大手町エリア周辺のワーカー30名を対象とし、ストレスホルモン、交感神経活動等のバイタルの計測および質問紙を用いた心理調査によって「大手町の森」への滞在が身体的・精神的健康に与える影響を調査・分析することで、近年注目されている都市緑地が人々のウェルビーイング向上に与える影響を科学的に検証します。


また、ヒートアイランド現象の緩和効果の調査分析等を行うことで、都市緑地の多面的な価値を定量化・可視化することを目指します。


● 共同研究の実施概要

実施期間 2025年8月~2026年3月末(予定)

実施内容 

① 「大手町の森」がウェルビーイング向上に与える効果をストレスホルモン、交感神経活動等のバイタルデータ、心理データを用いて検証。
(対象:大手町エリアのワーカー30名)

② 「大手町の森」の温熱環境状況をWBGT・PMV※の指標を用いて測定。

実施場所 大手町タワー敷地内「大手町の森」(東京都千代田区大手町一丁目5番5号)

実施主体 東京建物株式会社、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所

協力 一般社団法人グリーンインフラ総研、一般社団法人森と未来、東邦レオ株式会社 

※ WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)は温熱環境的な安全性を、PMV(Predicted Mean Vote)は温熱環境的な快適性を統合的に表現する指標。


大手町の森の様子


● 「大手町の森」の概要

「大手町の森」は、「大手町タワー」の敷地の約3分の1、約3,600㎡に広がる都市の森であり、千葉県君津市内の山林で約3年間をかけて実際に木々や草花を育成する「プレフォレスト」という手法をとり、建物の竣工にあわせて土壌や植物を移植しました。2013 年の竣工以来、自然の森に近い形での管理を継続しており、皇居外苑など周辺の緑地も含めたエリア一帯で生態系ネットワークが形成されています。


敷地内は開発前後の比較で平均 1.7℃気温が低下するなど、ヒートアイランド現象を緩和する効果もあり、高層ビル群に囲まれた“本物の森”は来街者の憩いの場となっています。また、土壌や貯水槽を活用して雨水を一時貯留することで、ゲリラ豪雨の際に内水氾濫等を防ぎながら、潅水へ再利用しています。


2013 年に 107 種であった植物類は、その後、日照を好む種が減少し、日陰を好む種が増加する等、環境に合わせた適者生存・競争の結果、2021年には208種となりました。この中には、シロヤマブキ、ヤマブキソウ、アスカイノデ、イカリソウなど、国や東京都のレッドリストに掲載される希少種も含まれます。


また、昆虫類では同様にウラナミアカシジミ、セスジイトトンボなど計129種、鳥類はタカやハヤブサなど計13種が確認されています。


「大手町の森」では、ウェルビーイング向上の観点から、来街者に心地よく過ごしてもらうことを目的とした、さまざまなイベントを企画・開催しています。生態系を保全するとともに、都心における緑地整備の重要性や生物多様性に興味・関心を持っていただけるような取り組みを推進しています。


・ 大手町の森で確認された東京都のレッドリスト掲載生物例


大手町の森 ヤマブキソウ


ウラナミアカシジミ 


● 物件概要・アクセス



<大手町タワー概要>

所在:東京都千代田区大手町一丁目5番5号

敷地面積:11,037.84㎡

延床面積:約198,000㎡

階数:地下6階・地上38階・塔屋3階

高さ:約200m

竣工:2014年



<アクセス>

東京メトロ東西線・丸ノ内線・千代田線・半蔵門線、

都営三田線「大手町」駅直結

JR 各線「東京」駅徒歩5分


<参考>

・大手町の森 

・環境省「自然共生サイト」に「大手町タワー」が認定

・国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」 に 大手町タワー(大手町の森)が第1号認定      

・「都心に本物の森?(「大手町の森」に学ぶ都市と自然の再生)」企業広告特集記事



鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使


協力(順不同・敬称略)

農林水産省 農林水産技術会議事務局

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


【地方都市が目指すもの】


はじめに

都市の高層オフィスビルで働く事。長らくそれは日本社会で憧れとされ、働き方のスタンダードとされてきた感がありました。しかしながら企業の効率性を重視したその働き方は、日々の通勤ラッシュ・限られた作業スペース・長時間残業等、一人ひとりの暮らしや心のゆとりを犠牲にして成り立っていた側面も大きいのではないでしょうか?


一方で、昨今の新型感染症の予防対策として、従来のオフィスワークは、在宅ワークが半ば常識化していますが、オンラインを通じた猶予ない会議時間・コミニュケ―ションの少なさ・運動不足や私語の禁止等、人間的な繋がりと身体的・精神的な健やかさを疎かにした働き方になってしまっている例も少なくないはずでは…?!


オフィスビルでの通勤型や自宅での在宅ワークで陥りがちな「機械的でロボットの様な働き方」から脱却し、自然・伝統・人の繋がりから成る「豊かな暮らしの中で働く」という日本社会が見失った「人間らしい働き方」を取り戻す事こそ地方都市の目指すところではないのだろうか??


岐阜県美濃市とは


うだつの上がる町並み


関ケ原の戦いの後1600年に開かれた「和紙」で栄えた町。 現在の人口は約二万人。清流長良川と数々の文化財、「花みこし」が有名な美濃まつりなど、自然と文化が一体となった美しい町です。


国内初「町ごとシェアオフィス」


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 「 豊かなまちの暮らしの中で、人間らしく働く 」~町ごとシェアオフィス~【美濃市】
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/19862464



東京大学と積水ハウス 共同研究

~世界初、生きものが豊かな庭の緑と健康・幸せの関係を検証~


東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻保全生態学研究室(*1)では、都市の生物多様性の保全や生態系サービス(生態系が人間社会にもたらす様々な恵みのこと)の活用に関する研究を行っています。


緑と健康の関係については、2016年から様々な研究を行い、緑とのふれあいが人の健康促進と関連するという結果が得られていました。その一方で、こうした健康便益が、緑の「量」ではなく「質」によりどれほど変わりうるのかは調査されていませんでした。


2020年に、東京大学大学院農学生命科学研究科の保全生態学研究室では、緑地の利用頻度と家の窓からの緑の景色という2つの自然経験の尺度が、都市住民のメンタルヘルス(自尊心、人生の満足度、幸福度、鬱・不安症状、孤独感)とどのように関連しているのかを検証しました。


その結果、緑地の利用頻度が高い人だけでなく、窓から緑が良く見える家に住む人においても、これら5つのメンタルヘルス尺度が良好な状態にあるという結果が得られました(*2)。この結果は、人は緑地を訪れなくても、自然がもたらす「癒し効果」を家の中からでも享受できる可能性を示しています。


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 東京大学と積水ハウス、生物多様性と健康に関する共同研究を開始
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/39536776



日本や東京を象徴するエリア

日本の近代化を象徴する歴史的建造物


展開エリアを行幸通りにまで広げた過去最大規模での実施

東京駅と皇居を結ぶ象徴的な場所に環境配慮型のスケートリンクが登場


〈都心の広場・公園的空間の在り方を検証する社会実験〉

Marunouchi Street Park 2022 Winter


「丸の内」とは?

毎日、国内外問わず多くの人が行き交う東京・丸の内。4,000 を超える企業が集積するビジネス街、丸ビルや新丸ビル、丸の内仲通りなど旬なショップが軒を連ねるショッピング街、東京国際フォーラム、各所に点在する美術館などアートやカルチャーの発信地など、さまざまな魅力ある顔を持つ日本を代表するエリアです。


■歴史的建造物が立ち並ぶ丸の内エリア

丸の内一帯エリアは日本の発展の歴史と革新的な未来が共存しています。現在の皇居に江戶城があった約400 年前、 丸の内という名は、江戶城内にあることが由来しており、当時は、大名屋敷が密集していたことから大名小路とも呼ばれていました。


明治維新以降、陸軍の軍用地として使われた後、この地が大きく変貌を遂げたのは、1894 年(明治 27 年)に 日本初の近代的オフィスビル「三菱一号館」の建設でした。


その後も八重洲町通り(現在の馬場先通り)には、ロンドンビルに似たレンガ造りの建物が次々と作られたことから「一丁倫敦(ロンドン)」と呼ばれるようになります。さらに 1914 年に「東京駅」が開業されると、駅周辺がオフィス街として発展していき、丸の内の中心は「一丁倫敦」から、行幸通りへと北上。


1923 年、英国式煉瓦造りに比べ、効率のよいフロア活用と後期短縮が可能なアメリカ式で建築された丸ビルは、初めてオフィスビルの商業施設であり、昭和における戦前期での国内最大のビルとして誕生しました。


丸ビル完成後のアメリカ式のビルが並んだ行幸通り一帯は「一丁紐育(ニューヨーク)」とも呼ばれ、次々に実業家たちがオフィスを構えると、丸の内は一気に日本の経済の中心地へと発展していきました。


現在、東京の中心地として丸の内一帯は、歴史的な建物から最新のファッションビルまで多彩な建物が見られるエリアとなっています。


中でも日本の近代化の象徴ともなっている「三菱一号館」は、当時、丸の内周辺に設置されていたガス灯とともに 100 年以上の時を経て復元され、明治時代当時の景観が再現されています。


■日本の玄関口「東京駅」と「皇居」を結ぶ行幸通り

行幸通りは、「東京駅丸の内駅舎」から「皇居前内堀通り」を結ぶ、⻑さ 190 メートル、幅 73 メートルの通りのことを指します。


そもそも行幸通りとは、天皇が行幸するために、皇居から東京駅までの移動に利用した道路であることから名づけられ、皇室行事等でのみ道路として利用される由緒正しい通りです。


この通りは 2010 年に整備工事が行われ、2018 年には「行幸通り全体の景観」として、グッドデザイン賞のランドスケープ、土木・構造物部門で金賞に輝いています。


東京駅はもちろん、歴史を感じる和田倉門守衛跡地や馬車道の石畳、異国情緒あふれる街灯など、絵になるスポットがたくさんあり、夜はライトアップされた東京駅を正面から望むことができるのもポイントです。


毎年 12 月に入ると「東京ミチテラス」として「行幸通り」を含む東京駅丸の内駅前広場をイルミネーションが照らし、近年では、ウェディングフォトスポットとしても人気のエリアです。


■街を南北に貫く「仲通り」沿い


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 日本の近代化を象徴する歴史的建造物や日本や東京を象徴するエリアが演出する冬の情景
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/39341104



社会実験

都心の広場・公園的空間のあり方を検証


テーマと各ブロックコンセプト

今回はテーマを「Popping Summer Street(ポッピング サマー ストリート)」と定め、丸の内仲通りを訪れる人が夏らしさを感じ、心躍るような空間演出を施します。また丸の内仲通りの広場常設化を見据えた、大丸有エリアにおける都市公園としての「上質さ」「偶然性」「創造性」などの要素も散りばめた空間設計といたします。


丸の内仲通りという道路空間の積極的な活用や広場常設化を見据えた検証は、「ウォーカブルなまちづくり」に寄与する取り組みとなります。なお、本事業は「パーク・ストリート東京※」と連携した取り組みです。


※ パーク・ストリート東京:車から人中心へのまちづくりを推進するため、道路空間等を活用し、人が歩いて楽しむまちを創出する取り組みについて、2020年より、東京都が地域団体や地元区市等と連携し、一体的に広報・周知しています。


◆Block1(丸ビル・日本郵船ビル・三菱商事ビル前):「Stay」


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-7 TOKIO 2020<都心の広場・公園的空間のあり方を検証する社会実験>Marunouchi Street Park 2023 Summer
https://tokyo2020-7.themedia.jp/posts/45930878/



丸の内・行幸通り初!50,000本の花で描かれる“東京花歌舞伎”!

「TOKYO FLOWER CARPET 2022」開催!

総合監修は、花歌舞伎で世界を魅了した花絵師 藤川靖彦氏


一般社団法人花絵文化協会は、世界に誇れる文化、アートを、東京から発信するコンテンツとして「TOKYO FLOWER CARPET 2022(トウキョウ・フラワー・カーペット2022)」を、東京丸の内の行幸通りで2022年3月19日(土)~3月21日(月・祝)に開催します。



「TOKYO FLOWER CARPET 2022」では、江戸時代に一世を風靡した浮世絵師 歌川国貞(三代目豊国)が描いた歌舞伎絵(役者絵)を、50,000本のカーネーションを使い、巨大な花絵「花歌舞伎」として現代に甦らせ、行幸通りが花の絨毯で敷きつめられます。総合監修は、花歌舞伎を生み出し、世界各地で作品を創り続ける花絵師の藤川靖彦。


「TOKYO FLOWER CARPET 2022」は、東京都の大規模文化事業助成の一環として開催され、世界に誇れる文化、アートを、東京から発信することを狙いとし、日本、そして東京の中心である行幸通りから、これまで体験したことのない、東京の新しい感動を発信していきます。


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020江戸時代に描かれた歌舞伎絵が、巨大な花絵となって現代に甦ります!
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/32492429



※現在、2700件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-10 TOKIO 2020 (VOL-10)
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ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
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ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-10 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見 その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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