バウハウスの思想を現代に
TECTA MIT KYOTOで出会える
~バウハウスのマスターピース~
TECTAはバウハウスから誕生した家具を、現在もなお、最も多くのコレクションを作り続けているブランドです。今回の企画展では、TECTAが作るウォルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーといったバウハウスを代表するデザイナーの名作コレクションがご覧いただけます。
TECTA F51 ARM CHAIR | DESIGN / Walter Gropius 1920
バウハウス初代校長を務めたヴァルター・グロピウスが自身の執務室用にデザインした片持ち構造のアームが特徴のアームチェアです。
F51 ARM CHAIR |Size / W70 D70 H70 SH42cm
TECTA D42 ARM CHAIR | DESIGN / Ludwig Mies van der Rohe 1927
モダニズムを代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエがデザインしたカンティレバーチェアの傑作です。
D42 ARM CHAIR |Size / W57 D84 H81 SH45cm
TECTA D4 CHAIR | DESIGN / Marcel Breuer 1927
マルセル・ブロイヤーが、画家ワシリー・カンディンスキーのためにデザインしたワシリーチェアに、折りたたみ機能を追加した進化モデルです。
D4 FOLDING CHAIR |Size / W78 D61 H71 SH44cm
バウハウスの思想を現代に受け継ぐブランド<テクタ>の企画展を京都で開催。
インテリア販売を行う株式会社アクタス(本社|東京都新宿区 代表取締役社長 村田 謙)は、2025年9月13日(土)~2025年11 月30 日(日)までアクタス・京都店(四条烏丸/COCON 烏丸 2F)にて、家具を通じてバウハウスのデザイン思想を現代に継承する稀有なブランド<TECTA(テクタ)>の企画展『TECTA MIT KYOTO -バウハウスとテクタの名作家具展-』を開催します。
TECTA MIT JEAN PROUVE|ジャン・プルーヴェとTECTAの交流
旧東ドイツの出身であるTECTA社の創業者<アクセル・ブロッホイザー>は、バウハウスのデザインに魅了され西ドイツに亡命し同社を1972年に設立します。そして、バウハウスとともに尊敬の念を抱き続け、師と崇めていたのがフランスの奇才デザイナー、ジャン・プルーヴェです。
プルーヴェが実現できなかったイージーチェアのたった一枚のスケッチを元に、ブロッホイザーが具現化したことから彼らの親交が深まります。以降、プルーヴェはバウハウスから誕生し、TECTAのシグニチャーのひとつであるカンチレバーチェアの構造強化へのアドバイス(*後にチューブアプラティとして特許を取得)や、ベストセラーアイテム「M21」テーブルの不定形ラインの天板をデザイン。晩年までプルーヴェはTECTAにはなくてはならない存在となりました。
本企画展では、彼らの交流のきっかけとなったプルーヴェによるイージーチェアのスケッチと、後に製品化した実物<D80>を展示。2022年に東京都現代美術館で開催された「ジャン・プルーヴェ展」にはなかった、TECTAとプルーヴェの交流を辿ることができる貴重な資料をお披露目いたします。
*いずれも非売品となります
ジャン・プルーヴェによるイージチェアのスケッチ
スケッチから製品化した<TECTA D80チェア>
<特別先行展示>TECTAのロングセラーモデルが現代に進化
毎年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大級のインテリアの祭典『MILANO SALONE(ミラノサローネ)』。今年のミラノサローネで発表されたTECTAの新作テーブルとチェアが「バウハウスとテクタの名作家具展」で先行お披露目となります。
TECTA | M22 TABLE | Design / Katrin Greiling
四角でも丸でもない、その不定形で正面のない巨匠ジャン・プルーヴェによる一枚の天板スケッチから誕生し、「不定形な天板の造形による使い勝手の向上と、使い手の視線をコントロールすることによる精神的ストレスの緩和」「機能性と造形美を兼ね備えた、センターレッグのデザインから生まれるフレキシブル性」で1990年よりロングセラーを続けるM21テーブルを、デザイナーKatrin Greilingが、ベースとなるセンターレッグの意匠を現代的な解釈でリデザインしたM22テーブルが誕生しました。
新たに採用された側面にスリットを入れたベースフレームが、現行モデルのモダンな造形美はそのままに軽やかさをもたらしています。まさに、クラシックの新たな進化形です。
TECTA M22 TABLE | Design / Katrin Greiling
SIZE / W175 D135 H75cm
985,600円 tax in.
Katrin Greiling カトリン・グライリング 1978 –
1978年にドイツに生まれ、1998年にスウェーデンへ渡り、カペラゴーデンにてキャビネット製作と木工技術を学ぶ。その後、ストックホルムのコンストファック大学で家具デザインとインテリア建築を専攻し、5年間の修士課程を修了。卒業後はドバイに拠点を移し、不動産開発会社のためのグローバルオフィスを手がけた。2013年にスタジオをベルリンへ移転し、家具デザイン、インテリア建築、写真を融合させた学際的なアプローチで活動を展開している。
TECTA | B15 CHAIR | Design / Wolfgang Hartauer
TECTAのシグニチャーといえばバウハウスから誕生したカンチレバーチェア(片持ち構造の椅子)。カンチレバーの特徴は浮遊感のある美しい見た目と、座ったときに絶妙なしなりのある独特の座り心地を生み出しています。
TECTAはこのカンチレバーチェアを1976年にB25チェアというモデルを発表して以来、約半世にわたりデザインの進化を続けてきました。
この度、デザイナーWolfgang Hartauerにより新たな進化系である<B15チェア>を発表。<B15チェア>は、様々な空間・テーブルとのマッチングを考慮し全高を低くリサイズするともに、人間工学を考慮した有機的なシートデザインを施し、更なる快適な座り心地へと進化を遂げました。
TECTA B15 CHAIR | Design / Wolfgang Hartauer
SIZE / W50 D59 H79 SH47cm
139,700円 tax in.~
Wolfgang Hartauer ヴォルフガング・ハルタウアー 1971 –
家具職人としての資格と建築の教育を受けた後、2014年にホルツミンデンでデザイン事務所「Interior Things」を設立。情熱と精密さを信条に、明快な造形と秩序を追求している。代表作「Meterware」は、アルミと木材・フェルトを組み合わせたトレーシステムで、機能と触感の美しさを融合。次の人生では「時計職人になりたい」と語る彼の美意識は、全ての作品に貫かれている。
TECTAが作るバウハウスオリジナルの家具13点とバウハウスのデザイン哲学を繋ぐ
プロダクトからバウハウスを学ぶ祭典
TECTA MIT KYOTO -バウハウスとテクタの名作家具展-
会期|2025年9月13日(土)~ 11月30日(日)
会場|アクタス・京都店
京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸 1F・2F
11:00~19:00
入場 |無料
家具を通じてバウハウスのデザイン思想を現代に継承する稀有なブランド「TECTA」
わずか14年間(1919~1933)という短い期間でありながら、現在の建築・工業デザインの礎を築き、いまもなお影響を与えるドイツの芸術学校<バウハウス>。
TECTAは、1972年のブランド創立以来、初代校長を務めたヴァルター・グロピウスや、バウハウス最後の校長となったミース・ファン・デル・ローエ、バウハウスで学びマイスターとして教授にもなったマルセル・ブロイヤーのチェアなど、バウハウスを代表する数々の名作家具を復刻しています。
本展では、約100年の時を経ても色あせることなく考え抜かれた機能性を持ち、現在もTECTAが作り続けるバウハウスのオリジナル家具13点と、その思想を現代の解釈でデザインした同ブランドのオリジナル家具を一堂にご覧いただくとともに、実際に座って五感で体感していただきながらTECTAが歩んできた軌跡を知る企画展となります。
さらに、TECTAの創業者アクセル・ブロッホイザー会長と親交の深かった、20世紀の偉大な建築家でデザイナーのジャン・プルーヴェとの協業の歩みと、バウハウスやプルーヴェのDNAを連綿と受け継ぐTECTAデザインを存分にご覧いただけます。
*アクタスはドイツ・TECTA社の日本総代理店です
TECTA MIT KYOTO会場風景
TECTA MIT KYOTO会場風景
TECTA MIT KYOTO会場風景
TECTA MIT KYOTO会場風景
「バウハウスとテクタの名作家具展」限定のイベントグッズをご用意しました
TOTE BAG
オブジェとしても販売している
TECTA CATをモチーフにしたトートバッグ
5,500円
MUG CUP
TECTAロゴとTECTA CATを這わしたマグ
1,760円
STICKER
猫とテクタの家具コレクションをイラストにしたオリジナルステッカー(9枚入/3種)
1,980円
バウハウス・デザインの正統な後継者「TECTA」
TECTAは、1972年のブランド創立以来、ヴァルター・グロピウスやミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーのチェアなどがデザインした、バウハウスを代表する数々の名作家具を復刻しています。考え抜かれた機能性を持つバウハウスのオリジナル家具と、その思想を現代の解釈でデザインした家具を作り続け、バウハウスのデザイン哲学を現代へと継承しています。
ドイツ・ローウェンホルデにあるTECTA本社。敷地内には私設ミュージアムを設けている
(右)TECTA創始者のA・ブロッホイザー氏 (左)現CEOのC・ドレッシャー氏
株式会社アクタス
「豊かなくらしとはただ消費を繰り返すことではなく、作り手の顔が見える製品とできる限り長い時間を過ごすこと」創業メンバーが残したこの言葉を現在にも受け継ぎ、1969年の創業以来、欧州のモダンインテリアを日本のマーケットに広めてきました。
アクタスはライフスタイルストアという独自の立ち位置をとり、“丁寧なくらし”というテーマのもと、永く使い続けることのできる良質なデザインのヨーロッパの家具、オリジナル家具、インテリア小物、アパレル、グリーンの提供までライフスタイル全般をサポートします。また、環境負荷を最小限に抑えたサステナブルなサプライチェーンを運営し、独自のサーキュラーエコノミーの推進にも取り組んでいます。
会社名:株式会社アクタス
代表者:代表取締役社長 村田 謙
事業内容:オリジナル家具・雑貨の開発と小売、卸売、レストラン・カフェ、アパレル事業、公共施設、商業業施設等のインテリアデザイン・設計施工など
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
2020年の「日本建築学会作品選奨」
木造建築による大船渡消防署住田分署
気仙大工や気仙船大工の伝統の建築技法が活かされているに違いない!
技術的工夫など評価され、平成30年に完成した大船渡地区消防組合大船渡消防署住田分署が2020年の「日本建築学会作品選奨」に選出。
配置計画
敷地西側に2階建ての庁舎をコンパクトにまとめ、東側に 大きく様々な使い方が可能な、駐車場兼訓練広場を確保し ます。この配置計画は、再整備が進む中心市街地全体の広 場が連続していくことを意図したものです。広場を連続さ せて、歩行者のための新しいネットワークを形成します。
構造形式
高い耐震性と耐震壁の無い間取りの自由度を実現する ため、貫(ぬき)式木造ラーメン構造を採用しています。木材の粘り強い特性を最大限に生かした構造形式です。
柱梁の貫の接合部は、木の込栓と楔(くさび)を利用して 納めていきます。接合部に極力金物を用いずに建てる、伝統的な木造建築の技術を踏襲したつくりとなります。
車庫部は、同様の構造形式による貫式フィーレンディ ールトラス(多段梁)とすることで、他と共通の部材を利用して、無理なく大スパンの空間を実現できます。
陸前髙田・気仙大工左官伝承館とは
気仙大工左官伝承館は、気仙地方に伝わる大工左官の優れた建築技法を後世に伝えるために建設されました。気仙大工とは、気仙地方の大工の集団で、陸前高田市小友町が発祥の地といわれます。
設備計画
①大きな庇の日射制御による建物寿命の向上
②自然換気・採光等の自然エネルギーの利用
③バイオマス熱源空調による木質エネルギーの導入
④太陽光パネル・発電機による補助電源の確保
⑤敷地内防火水槽の設置による補助給水の確保
⑥ピット採用による設備更新の簡易化
気仙大工の足跡は江戸時代にまでさかのぼります。生活を支える目的で、農民が建設関係の仕事につき、独自の技能集団が形成されていきました。家大工だけでなく神社仏閣の宮大工や土地柄で船大工迄も手がけ、さらに建具や彫刻までもこなす多彩な技量を兼ね備えており、その技術力は全国的に高い評価を得ています。
気仙かべとは
「気仙かべ」は左官職人の技術集団の愛称です。活躍の舞台は「気仙大工」と同じ宮城県北部の穀倉地帯で、「南行き」と呼ばれ明治期には出稼ぎをしていました。明治中期に建てられた一関市の花泉町の「唐獅子土蔵」は、日本の左官技術の粋を集めた土蔵建築の最高峰で、「気仙かべ」の傑作として有名です。
大船渡市住田町が整備し、平成30年に完成した大船渡地区消防組合大船渡消防署住田分署は、技術的工夫など評価され 、一般社団法人・日本建築学会が発行する作品選集の掲載作品のうち、学術・技術・芸術の総合的観点から特に優れた作品が選出される2020年の「日本建築学会作品選奨」に選出され、名実共に「まちの〝顔〟」となりました。
住田分署新庁舎の概要
気仙船大工と気仙大工
気仙丸
気仙船大工衆の技術を結集した千石船を復元
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その4)気仙郡住田町 ~ 伝統技術と木質新素材の融合により2020年「日本建築学会作品選奨」受賞 ~
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8893957
地球は泣いている~津和野にて
津和野殿町通り
津和野と言えば、瞼に浮かぶのは街中に張り巡らされた清らかな水路に沢山の錦鯉がゆったりと遊泳していたり…戦災を蒙らなかった為か瑞々しく品格のある伝統的街並みの風情である。
津和野では、6月〜7月にかけて花菖蒲が咲き、豊かに流れる水路にはいつも錦鯉が泳いでいる…季節は何時しか巡り来て、辺の景色も刻々と変化を遂げる無常感。されどそこには揺るがぬ津和野たる色がある・・・
津和野とは
「つわぶきの里」伝説
津和野は「つわぶきの生い茂る野」をその名のルーツにもつといわれています。
遠い昔、山紫水明 のこの地に住みついた人々は、群生する「つわぶき」の可憐な花に目をとどめ、その清楚で高雅な風情に魅せられ、自分たちの住む里を「つわぶきの野」・・・
「つわの」と呼ぶようになったという。
このような伝説をもつ当地域の歴史は古く、縄文時代までさかのぼる。町教育委員会の調査によれば、今から約1万年前の縄文時代早期から人々が住んでいたことが確認されています。
これまでに町内各所で遺跡が発掘されており、石斧、土器、石器などが採集されています。これらの発掘により、当地域は縄文時代後期には九州文化圏の影響 を受けていたこと、そして、約1700年前の古墳時代前期の土器により当時、山口地方と山陰地方を結ぶ交通の要所として両方の文化が交流する重要な場所で あったことなどが分かっています。
また、平安時代の前半頃(約1200年前)の土師器や須恵器、緑釉陶器とともに、4枚の承和昌宝という銅銭も発見されており、承和10(843)年には能濃郷の成立、稲作の水田開発が進み、津和野川流域で集落が形成されたことがうかがえます。
マリア様の瞳に涙
津和野 乙女峠のマリア聖堂
キリシタン殉教の悲話を伝える、日本で唯一 聖母マリア出現の聖地
マリア聖堂は、その愛らしい名前とはうらはらに、キリシタン殉教の地である乙女峠に建つ石州赤瓦の聖堂。昭和26年建設。
キリスト教が厳禁だった明治元年に長崎から送られてきた153人の隠れキリシタンは、津和野藩の改宗のすすめに応じず、ついに拷問によって36人が殉教の道を選びました。
その際、日本で唯一聖母マリアが降臨された地といわれています。
ステンドグラスにはその悲しい様子が描かれています。
津和野駅から徒歩20分 見学無料 TEL 0856-72-0251 (津和野カトリック教会)
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 地球は泣いている~津和野にて『京の極み #プレミアム抗菌 銀艶(ぎんつや)マスク』を創作〜
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/13138476
100年後のアンティーク家具へ
ブラックウォールナットは、チーク、マホガニーと並び
世界三大銘木の一つに数えられている最高級木材です。成分にタンニンを含むブラックウォールナットはその木肌の色合い、木目の美しさ、時を経るごとに深まる風合いはどの時代の人々も魅了し愛される、魅力をもった素材なのです。
ミラノ大聖堂のウォールナットのベンチ(1813年完成)
ミラノ大聖堂はナポレオンの戴冠式に間に合わせるためスイスの木工(家具)職人を呼び寄せ完成させた。現在も当時を偲び1年に1回木工職人たちに敬意を祓い、スイス国境のコモ湖周辺からミラノ大聖堂まで幟を立て祭りの行列が続く※・・・
※40数年前に現地で耳にしたことですが…伝統の祭りは現在も続いている筈⁉
歴史を遡ると、ウォールナットが木材として注目を集めたのは17世紀。それまで家具材として多用されていたオーク材より、粘りがあり加工や接着に優れるウォールナット材が家具職人の間で注目され、ヨーロッパではウォールナットの家具が大流行しました。
高級家具、ピアノ、バイオリン、ハープ、銃床などにも利用され、アメリカの最高裁判所のベンチやミラノ大聖堂の家具など、格式高い施設にも使われています。自由な造形がしやすいウォールナット材が猫足家具を生み、艶やかなビクトリア調やロココ調家具へと発展し、ウォールナットの普及は家具デザインの可能性を広げた時代でもありました。
1950年台には、ミッドセンチュリー家具を代表するチャールズ・イームズのデザインをはじめ、ウォールナットを多用したデザインも数多く生まれ、ウォールナットは高級家具の素材として愛されるようになりました。
昭和40年代~50年代にかけ日本においてはジャカランタ、ローズウッド、ウォールナットなどをブックマッチ加工して(マホガニー、チークは柾目使いが多かった)公共施設の貴賓室、企業の役員室や高級住宅応接室などの洋風壁面材として活用したものです。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-7 TOKIO 2020~100年後のアンティーク家具へ~マスターウォールメゾン名古屋より新商品発表会のご案内
https://tokyo2020-7.themedia.jp/posts/45407763/
岡本太郎とアントニオガウディ
バルセロナ・グエル公園の市場として作られたドーリア式の建築様式の列柱。86本の柱の天井部分に、ガウディ発明による破砕タイルの手法が活かされており、現地を訪ねた岡本太郎画伯は、感動して、その後制作した大阪万国博覧会の太陽の塔の参考としたと言われています。
絵を描き、原稿を口述し、彫刻と格闘し、人と会い、万国博の太陽の塔をはじめ巨大なモニュメントや壁画など、あらゆる作品の構想を練り、制作した場所。
彼のエネルギーが今も満ち満ちている。
更に言えば、ここは戦前は青山高樹町三番地。
岡本一平・かの子・太郎の一家が永く暮らし、一家でヨーロッパへ旅立ったのもこの地からだ。旧居は戦災で焼失した。
戦後、友人の坂倉準三の設計でアトリエを建てた。
ル・コルビュジェの愛弟子だった坂倉は太郎の求めに応じ、ブロックを積んだ壁の上に凸レンズ形の屋根をのせてユニークな建物を作った。当時話題をよんだ名建築だ。
岡本太郎の作品は一人の人間の枠を超えて多彩にひろがる。そのすべてがここから閃き出た。膨大なデッサンやエスキース、彫刻、また戦後文化のうねりを伝える資料の山。
「岡本太郎の1世紀」ご期待ください。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-6 TOKIO 2020「岡本太郎の1世紀」開催
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/35644213/
坂倉準三の「人間のための建築」
図書館、建築、アートが融合する“泊まれる文化複合施設”が伊賀に誕生
建築家
坂倉 準三
Junzo Sakakura
坂倉準三は、ル・コルビュジェに師事し、日本にモダニズム建築を根づかせた建築家。
「人間のための建築」を信条に、都市や公共空間に開かれた設計を数多く手がけました。
旧上野市庁舎もそのひとつであり、伊賀の人々の暮らしに寄り添う建築として今なお息づいています。
建築と再生:
建築家 坂倉準三の「人間のための建築」が伊賀で新たな時を刻む
『泊船』の舞台となる旧上野市庁舎。ここは、ル・コルビュジエに学び、戦後日本の建築を率いた坂倉準三(1901-1969)が1964年に手がけた建築です。
坂倉は
「建築は、そこで生きる人間のためにある」という哲学を掲げました。
この旧市庁舎は、伊賀の豊かな自然、とりわけ四方を山に囲まれた盆地の風土に寄り添うように、水平線を強調した低い建物として完成しました。市民を見下ろすことなく、光と風を招き入れる大きな開口部は、半世紀以上にわたり、ここに集う人々の営みを静かに見守り続けています。
老朽化による解体の危機を、市民の保存運動が救い、市指定文化財として再生されることに。行政からのアイデア募集に応え、船谷ホールディングスがこのプロジェクトを受託しました。
ホテルと、来春オープンする図書館、そして観光案内機能を備える複合施設として、この歴史ある建築は新たな命を得ます。
かつての市庁舎の記憶を大切にしながら、ホテル『泊船』は過去と現在をつなぎ、坂倉準三がこの地に託した思想と共に、人が集い、学び、伊賀の魅力を発信する、新しい文化の拠点となることを目指します。
スモールブティックホテル『泊船』:言葉の海を漂う、静謐な時間
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-10 TOKIO 2020建築と再生:坂倉準三の「人間のための建築」伊賀で新たな時を刻む 坂倉準三の名建築を再生したホテル『泊船』が開業
https://tokyo2020-10.themedia.jp/posts/57134241/
東京都庭園美術館
重要文化財の茶室「光華」で茶会体験
四季折々の風情で建物と調和する緑豊かな都心の庭園
都心にありながら緑豊かな当館の庭園には3つのエリアがあります。
朝香宮邸時代から引き継がれ、芝生が広がり開放感のある「芝庭」。
起伏に富んだ景観と茶室で和の情緒にあふれる「日本庭園」。
ベンチが配された寛ぎの空間で、春にはワシントン桜が楽しめる「西洋庭園」。
春夏秋冬それぞれ異なった表情でみなさまをお迎えいたします。
朝香宮鳩彦王の住宅として昭和8年(1933年)に竣工した旧朝香宮邸は港区白金台に建てられています。
建築設計は宮内省内匠寮工務課の権藤要吉で、主要室の内装設計をフランス人のアンリ・ラパンが担当しました。本館は、鉄筋コンクリート造二階建(一部三階建)に造られています。
旧朝香宮邸本館の外観は装飾を排したシンプルな意匠となっているが、内部は1920年代から1930年代にかけてヨーロッパとアメリカを中心に流行したモダンデザインの意匠に大きな影響を与えたアールデコ様式によるガラスのレリーフ、照明器具、壁画、彫刻などで装飾されています。当時として最新のフランス芸術作品を主要な部屋に配し、洗練されたアールデコ様式でまとめられています。
東京都庭園美術館の茶室「光華」で、
茶会体験「重文わかる茶会」を開催いたします。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-8 TOKIO 2020重要文化財の茶室「光華」で茶会体験をしてみませんか?【東京都庭園美術館】
https://tokyo2020-8.themedia.jp/posts/53070761/
アーツ・アンド・クラフツとデザイン
ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで
人間性の復興を唱えるアーツアンドクラフツ運動とは
急速な工業化による経済成長で、都市部は過密になり、周辺へのスプロール現象がおこり、平和な田園風景も失われつつあります。そして一段落してみると、増え続けてきた住宅にも、質が求められる時代になってきました。
これは、産業革命を早めに成し遂げたイギリスの、19世紀の状況でもありました。 当時の文化人であったジョン・ラスキン(1819~1900)は、こうした工業化による都市や建築の変貌を鋭く批判し、中世に範を求め、芸術や社会に人間性の回復を唱えました。
これを受けて、美術、工芸に手づくりの良さを取り戻そうと、実践したのがウイリアム・モリス(1834~1896)らのアーツアンドクラフツ運動です。
モリスは、裕福な家庭に生まれ、幼い頃から、歴史小説等の読書が好きで、オクスフォード大学へ進学してからは、ラスキンらの書物に影響され、芸術や社会改革への関心が高まっていきました。
そして、画家、建築家、工芸家等、志を同じくする若者が集まり、共同して活動するようになったのです。1859年、美少女モデルのジェインと結婚する際に、仲間で協力し、理想の家づくりを目指して建てたのがレッドハウスでした。
ロンドン郊外の果樹園つきの牧場地を買い取り、家のプランはL字形で、外壁は急勾配の屋根と外壁で、素朴な造りとなっています。ここでは友人のフィリップ・ウェブ(1831~1915)が設計を担当し、家具デザインから、ガラス食器やキャンドル・スタンドまでをもデザインし、バーン・ジョーンズがステンドグラスと暖炉廻りのタイルを、そして、モリス自身も、刺繍の壁掛け等のデザインをしました。
この後、1861年、モリス・マーシャル&フォークナー商会が設立され、装飾デザイン、壁紙、ステンド・グラス、テキスタイル、カーペット、家具等、中世のクラフツマン・シップを取り戻すべく、製作販売が行われていったのです。
そして
「建築のあらゆる仕事は協同の仕事である」
というモリスの言葉が示すように、各分野のアートとクラフトの統合である建築づくりを目指したのでした。
フランク・ロイド・ライト「旧帝国ホテル」
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-7 TOKIO 2020 アーツ・アンド・クラフツ と デザイン(11月5日迄開催)【そごう美術館】
https://tokyo2020-7.themedia.jp/posts/48936782
リビング・モダニティ
住まいの実験 1920s–1970s
1920 年代以降、ル・コルビュジエやルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエといった多くの建築家が、時代とともに普及した新たな技術を用いて、機能的で快適な住まいを探求しました。その実験的なヴィジョンと革新的なアイデアは、やがて日常へと波及し、人びとの暮らしを大きく変えていきました。
「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」と題した本展覧会は、当代の暮らしを根本から問い直し、快適性や機能性、そして芸術性の向上を目指した建築家たちが設計した、戸建ての住宅をご紹介するものです。
1920年代から70年代にかけて建てられたそれらのモダン・ハウスは、国際的に隆盛したモダニズム建築の造形に呼応しつつも、時代や地域、気候風土、社会とも密接につながり、家族の属性や住む人の個性をも色濃く反映しています。
理想の生活を追い求めた建築家たちによる暮らしの革新は、それぞれの住宅に固有の文脈と切り離せない関係にあるのです。一方、それらの住宅は、近代において浮上してきた普遍的な課題を解決するものでもありました。
身体を清潔に保つための衛生設備、光や風を取り込む開放的なガラス窓、家事労働を軽減するキッチン、暮らしを彩る椅子や照明などの調度、そして住まいに取り込まれた豊かなランドスケープは、20世紀に入り、住宅建築のあり方を決定づける重要な要素となったのです。
そして、こうした新しい住まいのイメージは、住宅展示や雑誌などを通じて視覚的に流布していきました。
本展覧会では、20世紀に始まった住宅をめぐる革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考します。
そして、特に力を入れてご紹介する傑作14邸を中心に、20世紀の住まいの実験を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィックなどを通じて多角的に検証します。
本展のみどころ
☆1920年代から70年代、モダン・ハウスの流れ
☆原寸大で体験する名作住宅の景色
☆あの名作家具から隠れた逸品まで
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-10 TOKIO 2020リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s〈当代の暮らしを根本から問い直す〉展覧会と記念講演会!
https://tokyo2020-10.themedia.jp/posts/57101120/
近江八幡市の見どころ
~ヴォーリズ記念館 ~
伝道や建築、医療、教育、社会事業と幅広い分野で活躍した近江八幡市の名誉市民第1号「ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏」の記念館。 彼が生前に生活していた住宅で、建築精神を見ることができる。 市内に点在する洋風建築物の多くは彼の設計によるもの。 内部では遺品や資料を展示している。
住所 近江八幡市慈恩寺町元11
連絡先 0748-32-2456
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