交通事故死傷者ゼロを目指す「タテシナ会議」
~クルマ・人・交通インフラの三側面からの働きかけと、人の安全行動を支援~
大勢の人で賑わう地方のある町の暑い夏の夜、懐かしい家並みと灯りが人々を呼び寄せる!
編集局イメージ
国際色豊か。世界で最も有名な交差点の一つである。(参照:アーカイブ リンク記事)
衝撃!映画の冒頭、青と白のビニール雨傘から始まる『バイオハザードIV アフターライフ』(2010年)あれからもう15年も経ってしまった…日本の交通事故の現状は⁈ 編集局イメージ
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(理事長:豊田章男、Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、交通事故の死傷者ゼロを目指す「タテシナ会議」※1の分科会活動において、この度、参画39社約190名からなる総会を開催し、取り組みの進捗と今後の方向性について共有しました。
また、将来構想として、DX技術を活用して安全・安心な交通社会を追求する、「交通デジタルツイン※2」のアイデアについても情報交換を行いました。
主な内容は以下の通りです。
1.各分科会の活動進捗と今後の方向性
安全と安心を追求する「交通デジタルツイン」構想の共有
<コンセプト>
データ統合技術およびシミュレーション技術を活用し、究極の安全・安心な交通社会の実現を目指す
人々が主体的に安全安心な交通社会を築けるようにデータやシミュレーションを通じて支援を行い、事故削減だけではなく、事故への不安やヒヤリ体験そのものを無くす
【イメージ図】
総会参加者より提案: TMFおよびタテシナ会議参画企業等との連携を想定
TMF早川理事長代行 挨拶
分科会取り組みのプレゼンテーションの様子
本活動では、企業の枠を越えて交通事故の死傷者ゼロを目指した議論と仲間づくりを進めるための場である「タテシナ会議」の下、2023年7月より、「データ活用・危険地点見える化」、「高齢者安全運転支援」、「新しい児童への啓発」、「自転車・二輪」、「海外」の5つの分科会を立ち上げ、「交通事故死傷者ゼロの実現時期を少しでも早めること」を目標に具体的な取り組みを進めています。
引き続き、「安全な交通社会は皆でつくるもの」という考え方に基づき、クルマ・人・交通インフラの三側面(「三位一体」)から、データと技術を活用し、自治体や関係機関とも連携を図りながら、効果的な施策実施に向けて活動していきます。
※1 タテシナ会議:毎年交通安全に祈りを捧げる「蓼科山聖光寺夏季大祭」において自動車や関係する業界のトップ役員が一堂に会す機会を活用した交通安全のための会議。
企業の枠組みを超えた交通事故死傷者ゼロに向けた取り組み「タテシナ会議」の活動について|活動内容一覧|一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金 動画「たくさんの『ただいま』のために タテシナ会議分科会」https://youtu.be/9MW_-muSRKA?si=bc8kLNTfPY7KtUkx
※2 交通デジタルツイン:デジタルツインは現実世界にあるものを、「双子」のようにデジタル上でリアルに再現する技術。デジタル上に交通状況を再現し、将来予測の上、現実世界の交通にフィードバックする構想。
<ご参考> タテシナ会議 参加企業・組織一覧 (順不同)
トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。
TMFでは、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいます。
TMFは、幅広いプロジェクトを通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協議を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
国際色豊かな渋谷スクランブルス交差点
渋谷109前
渋谷スクランブルスクエア 第Ⅰ期(東棟)では、渋谷駅を結節点とする交通機関の沿線に立地する東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京都市大学を中心に、渋谷に集まる多種多様なユーザーや企業などと連携した新たな共創拠点を設置することで、渋谷ならではの地域特性を活かして、イノベーション立国に貢献。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-2 TOKIO 2020~渋谷から未来を創り出そう~「マチとダイガクの交差点 スクランブル 」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4549890
“Toyota Woven City”、Phase1の建築を完了
トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、米国ラスベガスで開催されているCES 2025にて、モビリティのテストコース「Toyota Woven City(以下、Woven City)」のPhase1の建築が完了し、2025年秋以降のオフィシャルローンチに向けて、その準備を本格化することを発表しました。
トヨタは2018年のCESでモビリティカンパニーへの変革を宣言し、2020年のCESではWoven Cityの構想を公表しました。そのコミットメントを果たすべく、2020年以降、ウーブン・バイ・トヨタ株式会社(以下、WbyT)とともに、着実にWoven Cityの開発を進めてまいりました。
2021年2月23日に地鎮祭を執り行い、静岡県裾野市のトヨタ自動車東日本(以下、TMEJ)の東富士工場の跡地にリアルなテストコースとして建設を開始しました。2024年10月末には最初に実証を開始するPhase1の建物が完成しました。
設計にあたり、環境への配慮のみならずクオリティ・オブ・ライフの向上などヒトを中心に据えた取り組みを行っていることが認められ、日本で初となる「LEED for Communities」で最高ランクであるプラチナ認証を取得*しました。今後内装工事やインフラなどの準備を本格化させ、2025年秋以降に実証を開始し、オフィシャルローンチを迎える予定です。
また、TMEJ東富士工場の建屋を一部残し、Woven Cityにおけるモノづくりの起点として活用すべく、リノベーション工事を進めています。さらに、Phase2の造成工事もすでに開始しており、Phase1での学びを生かしながら、モビリティのテストコースとして求められる要件を明確にし、Phase2以降の計画に反映していきます。
モビリティのテストコースであるWoven Cityは「自分以外の誰かのために」という思いをもつInventors(インベンターズ/発明家)が「モビリティの拡張」を目指し、自らのプロダクトやサービスを生み出し、実証を行う場です。InventorsはトヨタやWbyTを含むトヨタグループ企業だけでなく、社外の企業やスタートアップ、起業家など同じ志をもつ企業や個人も含まれます。
トヨタが長年培ってきたものづくりの知見やWbyTがもつソフトウェアのスキルなどの強みを生かしたツールやサービスなどのしくみを社外のInventorsにご活用いただき、社外のInventorsによる社会課題の解決や未来のための新価値創造をサポートしていきます。
また、住民やビジターからリアルなフィードバックを受けながら、様々なInventorsとのコラボレーションを通じて、未来につながるイノベーションを生み出していきます。
なお、現時点で決定しているWoven CityのInventorsは以下の通りです。
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