クリエイト礼文(山形県山形市、代表取締役CEO 大場友和)(以下、「当社」といいます。)では住宅だけでなく、地域の魅力を引き出し新たな価値を創造する「地方創生事業」を展開しており、山形市による「公募設置管理制度(Park-PFI)」の導入に伴い、県内で初となるPark-PFI事業を山形駅前公園にて開始。
本事業は、民間資金とノウハウを活用し、都市公園の新たな価値創出と地域活性化を目指す官民連携の取り組みであり、山形市が実施した公募型プロポーザルにおいて、当社が事業者として選定されたものです。
当社は公園内に「カフェ&ダイニングバー」の建設を進めており、建物完成が2025年4月中旬、グランドオープンは6月以降を予定しております。
外観パース1
1. 背景・経緯
当社では「住まい」から地域活性化へ繋がる事業を展開しており、市町村と連携を取りながら地方創生に向けた事業展開を行い、山形県舟形町と東北農林専門職大学生等向けアパートの運営等に関する連携協定など事業を展開してきました。
今回の新プロジェクトは山形市が公園のさらなる魅力向上を目的に「Park-PFI制度」を活用し、事業提案を公募。当社は地域の特性を活かしたカフェ&ダイニングバーの運営計画を提案し、選定されました。
※PFI(Private Finance Initiative)とは?
Park-PFI(公募設置管理制度)は、公園内に収益施設(カフェやレストランなど)を設置・運営する民間事業者が、同時に園内施設の整備・維持管理を担うことで、行政コストを抑えつつ公共空間の充実を図る制度です。
全国的に導入が進む中、山形市では今回が初で、山形県内でも初の事例となります。
本事業は、当社が カフェ&ダイニングバーの設計・建設をし、第三者が運営をします。
2. 施設の特徴
本事業では、山形駅北東に位置する「駅前公園」において、民間施設の設計・建設・管理運営を行い、地域のにぎわいと交流拠点の創出を目指します。飲食機能を核とした施設は、公園環境と調和した設計とし、幅広い世代が集える空間づくりを推進していきます。
公園内に新しく建設した建物はカフェ&ダイニングバーとして、以下の 4つの要素を軸に運営します。
カフェ営業(昼間)
こだわりのコーヒーや、地元食材を使った軽食を提供し、
朝から午後にかけて多くの人が気軽に立ち寄れる空間を創出します。
ダイニング&バー営業(夜間)
17時以降はダイニングバーとして営業し、
おしゃれな雰囲気の中で、美味しい料理やお酒を楽しめます。
仕事帰りの方々や観光客が気軽に集まれる場を提供します。
地域の特産品を活かしたメニュー開発
山形の特産食材を取り入れたオリジナルメニューを展開し、
県内外の方々に新たな食の魅力を発信します。
ネット販売の活用
店舗で提供するオリジナル商品をECサイトで販売し、
山形の魅力を全国へ届けます。
3. 事業の目的
公共空間の魅力向上と利活用促進
公園空間に民間のアイデアと資源を取り入れることで、従来の「通り抜ける場所」から「滞在したくなる場所」へと転換を図ります。訪れる人が自然と集い、快適に過ごせる空間設計を通じて、公園の利用価値を高めます。
地域特産品の発信と地場産業支援
山形ならではの農産物や加工品を活かした商品開発や提供を通じて、地元生産者との連携を強化します。観光客や来訪者に向けて地域の魅力を伝え、産地としての認知拡大や販路開拓にも貢献します。
多世代・多目的な交流の場の創出
カフェやダイニングなどの飲食スペースを軸に、世代や立場を超えた交流が自然に生まれる場を提供します。日中は子育て世代や高齢者、夕方以降はビジネスパーソンや観光客が集うなど、時間帯に応じた多様な利用を促進します。
観光・ビジネス両面に対応する都市機能の強化
山形駅前という高い利便性を活かし、観光・仕事・生活の動線が交差する場として都市の機能性を高めます。公園と民間施設が連携することで、滞在時間の延長や地域内経済の循環を促し、中心市街地の活性化につなげます。
4. 施設の概要
■ 建物の特徴
配置図
1階建てのシンプル&洗練されたデザイン
屋上をテラスとしても利用予定
ホール面積:63.06㎡(38.2帖)
厨房スペース:16.79㎡(10.2帖)
カフェ&ダイニングバーとして、快適な空間を提供
公園内にはシンボルツリー、ベンチ等があるため、一体となって使えるように計画
※記載面積は計画時の数値のため、完成時と異なります
■ 立地の魅力
駅前公園は山形駅の北東側 に位置し、アクセス抜群
駅前の仙台行きバス乗り場から視認できる位置関係
駅周辺の商業エリアとの相乗効果を生み出すロケーション
■ 施設の名称
(仮)KASUMI TERRACE (カスミテラス)
外観パース2
屋上テラス
内観パース1
内観パース2
内観パース3
5. スケジュール
着工: 2024年11月
上棟: 2025年1月中旬
完成: 2025年4月中旬
プレオープン:2025年5月中旬
グランドオープン:2025年6月以降(未定)
6. クリエイト礼文のビジョンと今後の展望
クリエイト礼文は 「まちづくりに貢献する企業」 として、
住宅だけでなく、地域の魅力を引き出し、
新たな価値を創造 する取り組みを推進しています。
このプロジェクトを通じて、「人が集い、地域が発展する場」を築き、
山形の未来を支える一端を担ってまいります。
本プロジェクトは、カフェ&ダイニングバーを拠点に、地域の新たな賑わいを生み出す挑戦です。山形市駅前公園が「地域住民・観光客・ビジネスパーソン」の交流拠点となるよう、クリエイト礼文は全力で取り組んでまいります。
株式会社クリエイト礼文
代表者:代表取締役 CEO ⼤場友和
本社:⼭形県⼭形市南原町⼆丁⽬7-39
TEL : 023-631-5771(代) FAX : 023-631-5416
参考事例
地方創生の未来に向け、
山辺町と株式会社クリエイト礼文とが包括連携協定を締結
相互連携と協力を通じて、地域の活性化と継続的な発展を促進することを目的に、山辺町
(町長 : 安達 春彦氏)と株式会社クリエイト礼文は『包括連携協定』を2023年7月19日に
締結。
1. 背景・経緯
山形県の人口は、現在103万人を切り2045年には76万人になると言われています。かねてより地方の課題に向かい合ってきたクリエイト礼文は、不動産賃貸・賃貸管理・不動産売買・建築(住宅・非住宅)・リフォーム・住宅FC事業を行うワンストップ型企業であることの強みを活かし、山形市の近隣の町である山辺町がスピードをもってまちづくりに邁進されている姿に共感し、官民協働による課題解決に向けて共に挑戦すべく協議を進めた結果、この度の包括連携協定に至ったものです。
2. 協定の目的
相互連携による活動により、地方創生の推進に資することを目的といたします。
3. 協定の主な内容
以下の6分野において、連携・協定を図って参ります。
(1) まちづくりに関すること
(2) 人口課題に関すること
(3) 環境に関すること
(4) 災害対策に関すること
(5) 地域活性化に関すること
(6) その他、地方創生の推進に関すること
4. 今後について
クリエイト礼文は、今後も地方自治体と連携しながら、地方の課題解決に向けて活動を展開していきます。
■山辺町長 安達 春彦氏のコメント
「官民連携の取り組みが、地方創生の原動力となります。地域活性化、経済成長につながることを期待しています」
■クリエイト礼文 大場 友和氏のコメント
「地方の喫緊の課題として人口減少が挙げられる今こそ、地方自治体との強い連携により地域経済の活性化を目指します。安達町長初め山辺町の皆様と、協定内容に基づきトライ&エラーを重ねながらスピーディに進めていきます。」
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
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「日本の都市特性評価」
国内 72 都市と東京 23 区が有する『特性』が明らに
調査の背景・目的
世界の総人口が今後も増加を続けていくと予測されている一方で、日本は少子高齢化および急速な人口減少が見込まれています。
このような状況に直面してもなお、日本全体が活力を保ち続けるためには、全国の各都市が有するそれぞれの「特性」を明らかにし、その「特性」を活かした都市づくりを進め、人や企業を惹きつける「磁力」と、魅力や強みを継続的に発揮し続ける「発展性」を維持していくことが不可欠です。
全国の主要都市の「特性」を明らかにした「日本の都市特性評価」は、地方創生に向けた新たな政策立案ツールとして活用されることをでしょう。
調査の特徴
「日本の都市特性評価」は、統計資料などの定量データと、アンケート調査などの定性データをもとに、対象都市を相対的かつ多角的に評価・分析したものです。
調査にあたって、「経済・ビジネス」「研究・開発」「文化・交流」「生活・居住」「環境」「交通・アクセス」の6つの分野を設定し、それぞれの分野において主要な 要素を表す26 の指標グループと、それらを構成する83の指標を選定。
指標グループごとにスコアを算出し、レーダーチャートを用いて視覚的に表現することで、各都市がどのような指標グループにおいて「特性」を発揮しているのかを明らかにしています。
調査対象都市
対象都市は、国内の主要72都市と東京23区。主要72都市は、政令指定都市および県庁所在地に加え、 各都道府県で人口規模が第 1~3 位の都市(人口20万人以上かつ昼夜間人口比率が3大都市圏では1.0以上、3大都市圏以外では0.9以上)としています。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-2 TOKIO 2020 ~日本の都市特性評価2018~ 地方創生ツールに「 国内 72 都市と東京 23 区が有する『特性』が明らかに 」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4978608
山形県山辺町
〜私がまんだらの里 作谷沢に足を運ぶ理由〜
そもそもこの里との馴れ初めは、1991年、私が東北に始めて創設される東北芸術工科大学が山形の地で開学の運びとなり、それに伴って31年間勤めたつくばの国立研を中途退職して、こちらの大学で人生初めての教鞭を取ることになったのです。
さて、この転職に対して当初躊躇いは勿論ありました。それは恥ずかしながら冷え性の私は何が苦手かと問われれば、真っ先に"寒いこと"なのですから。(笑)
勿論それは何十もあった理由のうち、この雪の芸術祭だけは30年間は持ち堪えたい〜‼️その一念で山形の地に腰を下ろしてしまいました。
では何故ご当地を選んでしまったのか?と問われれば、日本列島でも西南に位置する広島生まれの当時7歳だった私は、原爆体験のトラウマを抱えていたからだと思います。
未来永劫、木も草も生えないとされた広島ー爆心地の記憶
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-2 TOKIO 2020〜今年のイベントに大注目‼️〜「本年"まんだらの里 雪の芸術祭"は28年目を迎えました。 ~山形発~ 【寄稿文】まんだら塾長 日原もとこ(前編)」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5675258
山形県山辺町作谷沢
まんだらの里の不思議な話
写真提供:山形県 佐藤貴裕氏
"まんだらの里"の名付け親は故烏兎沼宏之(うとぬまひろし1929~ 1994)氏であります。氏は山形県出身。山形師範学校卒業後、直ぐに着任した先が、この作谷沢小学校教員でした。その後県下各地の配置転換を重ね、定年間近になって、最終勤務地が再び作谷沢の小中学校校長として戻ってこられるという、非常に珍しい経歴の持ち主でした。
それも当初からこの土地に潜む何か?を感じ取り、一目惚れされたようで、以降、自ずとこの土地の成り立ちや由来に関して多くの歴史書や郷土史、伝説や民話、民具、祭祀用具等の収集及び、聞き書きしながら県下を歩き回られました。
その結果、特筆すべき事実を突き止めたのです。其れこそが遥かなる昔(中世)に、この土地は、他所者を決して寄せ付けない修験道の行場だったこと…即ち禁足地であり聖域として隔絶された空間だったことを直観しました。
斯くして氏の研究は進み、佳境に入ったばかりの頃、前掲の東北芸術工科大学が開学し、私は31年間勤務した通産省の国立研から転勤したばかりで、一ヵ月も経たない時期に山辺町主催で夕方からの座談会に招かれ、当日は朝から山辺町職員の案内で町内全ての地区を一日かけて巡る機会を得たのです。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-2 TOKIO 2020〜まんだらの里の不思議な話‼️〜「本年"まんだらの里 雪の芸術祭"は28年目を迎えました。 ~山形発~ 【寄稿文】まんだら塾長 日原もとこ(後編)」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5679218
山形県山辺町の姥神【寄稿文】廣谷知行
この姥神シリーズその1で、山形県山辺町作谷沢にある姥神像は、湯殿山の影響があって祀られていると紹介させていただきました。
そこで、その姥神像の近くに湯殿山のようにお湯が湧き出るような場所がないか探してみると、湧き出る水を整備した場所が見つかりました。現在は滴る程度しか湧いていませんが、昔はもっと多く湧いていたかと思われます。
作谷沢地区には多くの湧水がありますが、近隣にお湯の出る場所はありませんので、ここも昔から水が湧き出ていたのだと考えられます。お湯ではありませんが、この湧水を湯殿山の本尊のように祀っていた可能性もあります。
さて、この作谷沢の姥神は聖域の入り口に祀られ、地獄信仰の形跡は見えないことから、境界―姥神型と言えます。
山辺町内には他にも姥神が祀られている場所があるので、紹介していきます。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-6 TOKIO 2020 全国の姥神像行脚(その41)境界型の姥神たち・山形県東村山郡 【寄稿文】廣谷知行
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/34632314
PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)
PPP/PFIとは
「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法です。
民間の資金、経営能力、技術的能力を活用することにより、国や地方公共団体等が直接実施するよりも効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる事業について、PFI手法で実施します。
PFIの導入により、国や地方公共団体の事業コストの削減、より質の高い公共サービスの提供を目指します。
我が国では、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)が平成11年7月に制定され、平成12年3月にPFIの理念とその実現のための方法を示す「基本方針」が、民間資金等活用事業推進委員会(PFI推進委員会)の議を経て、内閣総理大臣によって策定され、PFI事業の枠組みが設けられました。
英国など海外では、既にPFI方式による公共サービスの提供が実施されており、有料橋、鉄道、病院、学校などの公共施設等の整備等、再開発などの分野で成果を収めています。
株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮島浩彰)は、神奈川県横須賀市から受託し当社が代表企業を務めるエリアマネジメント横須賀共同事業体が展開する「長井海の手公園等交流拠点機能拡充事業」において、内閣府が主催する「第1回PPP/PFI事業優良事例表彰」で、「人口20万人以上の地方公共団体、国等で事業化された事例部門(部門A)」の特別賞を受賞しました。
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