近江八幡にて
陽の光と水と空気と大地に感謝して子供から大人まで田植を行う❣
親子で、どろんこになって田植えをする近江八幡市「ラ コリーナ近江八幡」にて
自然環境を活かした草屋根が話題の建築設計は藤森照信氏
毎年のお田植・お稲刈りは天皇陛下、上皇陛下もなされています
上皇陛下(当時は天皇陛下として)お稲刈り Ⓒ宮内庁
お田植えをなさる天皇陛下 Ⓒ宮内庁
伝統食文化を担う「発酵マイスター養成」
一般社団法人 日本発酵文化協会
日本発酵文化協会について
日本人は昔から発酵食と共に暮らしてきました。季節に合わせて味噌や醤油、甘酒を仕込み旬の食材と共に楽しむ食生活を送ってきました。
床下に糠床があり、毎日かきまぜるという光景は珍しいものではありませんでした。
しかし、便利さを追求した現代社会では、食材の「旬」という言葉が消えつつあると共に、地域に根付いた伝統食文化までも消え去ろうとしています。
ここ数年、発酵や麹といった言葉はブームとなりました。しかし、これらは今になって降ってわいたものではなく、日本に昔からある伝統食文化なのです。
日本発酵文化協会では、この伝統食文化を一過性のブームとしてとらえるのではなくさらなる日本の地域活性化と繋げながら、現代の日本人の食生活をより良いものにするための一端を担いたいと発足致しました。
「発酵食品」の正しい知識を広めると共に、発酵食品との出会いをきっかけに皆様が自身の食生活や健康・美容を見直すきっかけとなれば、うれしく思います。
講座のご案内
日本発酵文化協会では、発酵の知識を広く多くの人に知っていただくため、下記の講座を随時開催しております。ぜひお気軽にご参加ください。
ベーシック講座
Step1 楽しむ・知る
ベーシック講座 発酵教室
ベーシック講座では、日本古来の発酵食品でも代表的な麹・甘酒・味噌・醤油の4つの教室を開講しています。
どなたでもお気軽に受講していただけます。
また、発酵マイスター養成講座を受講するための必須基本科目です。
ベーシック講座一覧
◆ 東京:麻布十番教室 麹教室 ◆
日本の食にはなくてはならない存在の『麹(こうじ)』ですが、 塩麹に肉や魚を漬けると「おいしくなる」「柔らかくなる」のはなぜでしょうか?そのメカニズムを理論的にお伝えします。
日本発酵文化協会の【麹教室】では、まず「発酵とは」というところからお伝えしています。そして、麹菌と麹のちがいや麹の酵素についてなど、日本の発酵食品には欠かせない麹について基礎から学んでいただく内容です。
発酵に興味はあるけれど、「ベーシック講座のどの講座から受講しようか迷っている」という方は、麹教室から受講いただくのがおすすめです!
また、ベーシック講座では座学でしっかりお伝えする内容が多いですが、麹教室では「塩麹作り」の実習も行います。
“麹”をきちんと理解することで発酵食品の魅力や、日本の様々な発酵食品についてさらに知識が深まります。
※麹を作る実習ではございませんので、予めご了承ください。
日本発酵文化協会のベーシック講座は、発酵食品の基礎である麹、醤油、甘酒、味噌について学べる講座です。発酵のメカニズムを知ると、発酵食品をより日常生活に取り入れやすくなりますよ。
※画像はイメージです。
開催日時
2025.02.08(土) 11:00~13:00
開催日時
2025.03.05(水) 11:00~13:00
◆ 東京:麻布十番教室 醤油教室 ◆
日本の各家庭に必ずあるといっても過言ではない『醤油』。
こんなに身近な調味料ですが、醤油の原料やどうやってつくられているのかをご存知ですか?
日本発酵文化協会の【醤油教室】では、醤油の歴史にも触れながら、種類や製造方法、それぞれの特徴についてお伝えします。
醤油の種類を知ることで、料理に合わせて使い分けることがより楽しくなります。
また、ベーシック講座では座学でしっかりお伝えする内容が多いですが、醤油教室では「濃口醤油を仕込む」実習も行い、ご自宅で発酵・熟成していただきます。
発酵・熟成を経て約6ヶ月~1年後に搾っていただくと、 “搾りたての醤油”を味わうことができます!
日本発酵文化協会のベーシック講座は、発酵食品の基礎である麹、醤油、甘酒、味噌について学べる講座です。発酵のメカニズムを知ると、発酵食品をより日常生活に取り入れやすくなりますよ。
※画像はイメージです。
開催日時
2025.02.08(土) 14:00~16:00
開催日時
2025.03.05(水) 14:00~16:00
◆ 東京:麻布十番教室 甘酒教室 ◆
最近では、スーパーなどでも目にする機会の増えた『甘酒』ですが、実は甘酒には2種類あることをご存知ですか?
日本発酵文化協会の【甘酒教室】では主に、ノンアルコール、ノンシュガーの「麹からつくった甘酒」について、
甘酒の歴史、つくり方、栄養、効能など、近年分かってきたエビデンスなども絡めながらお伝えします。
お砂糖を入れていないのに甘味のある麹甘酒。
不思議と甘くなるそのメカニズムや、美肌、美白、健康などの効能が期待できる麹甘酒の魅力をぜひ知っていただきたいです。
また、ベーシック講座では座学でしっかりお伝えする内容が多いですが、甘酒教室では、麹甘酒をつかって作る「野菜の甘酒漬け」の実習も行い、
“飲むだけではない”甘酒の活用方法もご紹介します。
※麹甘酒は、発酵に時間がかかるため、ご自宅で仕込めるように材料の米麹(約200g)をお持ち帰りいただきます。
日本発酵文化協会のベーシック講座は、発酵食品の基礎である麹、醤油、甘酒、味噌について学べる講座です。発酵のメカニズムを知ると、発酵食品をより日常生活に取り入れやすくなりますよ。
※画像はイメージです。
開催日時
2025.02.09(日) 11:00~13:00
開催日時
2025.03.06(木) 11:00~13:00
◆ 東京:麻布十番教室 味噌教室 ◆
皆様は、味噌をつくったことがありますか?
味噌は基本的に3つの材料でできていますが、味噌によって色や味わいも様々で、日本各地には本当にたくさんの種類の味噌が存在しています。
日本発酵文化協会の【味噌教室】では、味噌の種類、歴史、仕込み方、
また、味噌を仕込んでから出来上がるまでの発酵のメカニズムをお伝えしています。
味噌の製造方法をしっかり理解し、栄養や効能を知ることで、味噌を選ぶ際にも役立ちます。
そして、ベーシック講座では座学でしっかりお伝えする内容が多いですが、味噌教室では「米味噌を仕込む」実習も行い、ご自宅で発酵・熟成していただきます。
発酵・熟成を経て約3ヶ月~1年で、“手前みそ”を味わうことができます!
日本発酵文化協会のベーシック講座は、発酵食品の基礎である麹、醤油、甘酒、味噌について学べる講座です。発酵のメカニズムを知ると、発酵食品をより日常生活に取り入れやすくなりますよ。
※画像はイメージです。
開催日時
2025.02.09(日) 11:00~13:00
開催日時
2025.03.06(木) 14:00~16:00
講座概要
日時
開催日:このページの下部に記載されている日程をご確認ください。※申し込み期限 開催日の5日前まで
開催時間:このページの下部に記載されている開催日の時間をご確認ください。(15分前から入室可能)※進行状況によっては終了時間が前後いたします。
場所
日本発酵文化協会 東京:麻布十番教室(最寄り駅:麻布十番駅)
東京都港区麻布十番1-8-9 2階 ※ビルの1階は「麻布 千年こうじや」です。
対象
発酵食、健康に興味のある方はどなたでも受講いただけます。
定員
12名
受講料
6,600円(税込)
※ランチのご用意はございません。
※飲み物はご持参ください。
持ち帰り教材
オリジナルテキスト・実習で仕込んだ塩麹(約200g)・発酵麹調味料1点
*容器サイズ:直径 約8㎝×高さ 約8㎝
持ち物
エプロン・筆記用具・ハンドタオル・教材を持ち帰る袋(仕込んだ塩麹 約200gが入るもの)・飲み物
備考
発酵マイスター取得の際の必須科目となります。発酵マイスター養成講座を受講される場合は、認定試験日までに受講してください。
・受講者人数が4名様に満たない時は中止となる場合がございますのでご了承ください。中止の場合は事前にご連絡いたします。
・所要時間は約2時間を予定しておりますが、進行状況により多少前後する可能性がございます。
・同日2講座開催の場合、同日午前又は午後の講座を連続して受講することも可能です。その際は、新たに同日午前又は午後の講座のお申し込みをお願いいたします。
基本的にお申し込みの方の分しか材料をご用意しておりませんので、当日、参加をご希望されてもお持ち帰り教材がない場合もございます。
事前にお申し込みをするようにしてください。
・お申し込みの際は必ず、クレジット決済かコンビニ決済をお選びください。
・決済処理が完了できなかった場合、または、コンビニでのお支払いが間に合わなかった場合など、5日以内にご入金の確認ができない場合は自動的にキャンセルとなりますのでご注意ください。自動キャンセルになった場合は、恐れ入りますが再度、お申し込みをお願いいたします。
また、直前の申し込みにより講座の締め切りまでのご入金が確認されなかった場合は、キャンセル扱いとして処理させていただきますのでご注意ください。
・決済完了後のお客様都合のキャンセルに関しては、原則として返金は致しませんのでご注意下さい。但し、やむをえない事情があると当協会が認める場合に限り、例外的に受講料の15%を差し引いた金額を返金する場合があります。
また、締め切り前の他の日程の講座に振り替えが可能な場合は、そちらをご案内致しますが、振り替えは1回のみとさせていただきます。講座開催の5日前を切った場合は、講座の振り替えができませんので、ご注意ください。
また、キャンセルのご連絡をいただいた日から3日以内に振り替えのご連絡がない場合は、キャンセル処理を進めさせていただきますので、ご了承ください。
キャンセルに関しては、事務局(info@hakkou.or.jp)まで、事前にメールでご連絡下さい。
※お使いのパソコンや携帯によっては事務局のメールをはじく場合がございますので、事前にinfo@hakkou.or.jp を受信できるように設定をお願いいたします。
・講座開催の5日前を切った場合は、如何なる理由でも、ご返金、講座の振替ができませんのでご注意ください。
・締め切りは、開催日の5日前となります。但し、定員に達した場合は、申し込み期限前に締め切りとなります。
・領収書が必要な場合は、マイページにログインして領収書を発行してください。マイページよりログインしていただきまして、該当の講座を選択後、発行する流れとなります。
領収書の宛名は会員登録しているお名前が自動で表示されます。会社名などへ宛名の変更はできますが、その場合は事前に事務局にて操作が必要になりますので、宛名の変更をご希望の場合は希望する宛名をお知らせくださいませ。事務局(info@hakkou.or.jp)
※領収書は一度しか発行できませんので、ご注意ください。また、講座当日は基本的に領収書の発行はできませんのでご注意ください。
・キャンセル待ちは行っておりません。お申し込みは先着順となっておりますので、早めのお申し込みをお願いいたします。
・1時間以上遅刻した場合は、欠席扱いとなりますのでご注意ください。
・発酵マイスター・発酵プロフェッショナルの更新特典はご利用できません。
開催日時 担当講師
2025.02.08(土)
11:00~13:00 藤本倫子
2025.03.05(水)
11:00~13:00 長瀬みなみ
2025.04.02(水)
11:00~13:00 長瀬みなみ
2025.05.17(土)
11:00~13:00 藤本倫子
お問い合わせ・お申込み先
一般社団法人 日本発酵文化協会 担当:大石
電話:03-5708-5255 E-Mail:info@hakkou.or.jp
関連情報
ZIPANG-10 TOKIO 2020日本発酵文化協会認定公式資格~発酵文化【発酵検定】【講師陣】~ご紹介(Ⅲ)
https://tokyo2020-10.themedia.jp/posts/56098178
次回は「オンライン講座」をご紹介いたします。
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
宮内庁
一般社団法人 日本発酵文化協会
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
~古今折衷~ VISON [ヴィソン ]
「本草」エリア・「木育」エリア
様々な薬草湯で癒される本草湯 や木と森に触れて心を育てる kiondなど
三重大学とロート製薬の共同研究により実現した「本草エリア」には、
VISON独自の本草七十二候 (ほんぞうしちじゅうにこう)*に基づいた72種類の薬草湯を1年通して楽める「本草湯」、その他、世界基準のウェルネスメニューが揃うサロン「Wellness Salon by TEUZUSIKI」、ミネラルミスト浴 「 Le Furo」 、本草茶を楽しめるカフェ「本草研究所 RINNE」、 日本一予約が取れない日本料理店のオーナー・ 笠原将弘氏が新たに手がける「笠庵 賛否両論」などが開業します。
本草学
本草学(ほんぞうがく)は、中国および東アジアで発達した医薬に関する学問である。
概要
秦漢以後、六朝にかけて、神仙思想※が発達して方術※が盛んになると、神仙家の薬と医家の薬とを区分する必要性が生まれた。その頃に、方術の薬を指すものとして、「本草」という用語が生まれたとされる。
その意は、「草石の性に本づくもの」であるという。よって、単に薬草のみを指して本草という訳ではない。「本草」の語の文献上の初見は、『漢書』巻25「郊祀志下[1]」であり、紀元前31年に条に「候神方士使者副佐 本草待詔七十餘人皆歸家」とあり、方士ら神仙を説く者たちと共に、本草待詔70余人を免職にしたという記事が見える。但し、『漢書』巻30「芸文志[2]」には、「本草」という名を持つ書名は見られない。
梁の陶弘景(456年-536年)は、『神農本草経』に補注を加えて、730種の薬名を記録し、
本草学の基礎を築いた。後、659年になって『新修本草』が勅撰され、陶弘景の書に修改が加えられた。
宋代には、974年に『開宝本草』、1060年に『嘉祐補註本草』(掌禹錫)、1061年に『図経本草』(蘇頌)が成立した。また、唐慎微は1082年に、掌氏と蘇氏の2書を合揉して『証類本草』を撰し、処方を加えた。
1108年の『大観本草』は唐氏の書に『重広本草』(1092年、陳承)の説を補足した。さらに1116年の『政和本草』では、『大観本草』の図を縮微して利用の便を図った。また同年には、『本草衍義』が成立している。
1159年の『紹興本草』は、『本草衍義』と同様、実用性を重視して編纂された。 明代の1596年に李時珍が著わした『本草綱目』は、本草学の集大成であり、1871種の薬種を収録している。日本の本草学(博物学)にも大きな影響を与えた。
※神仙思想
仙人(せんにん)また神仙(しんせん)、真人(しんじん) 、仙女(せんにょ)は、中国本来の神々(仏教を除く)や修行後、神に近い存在になった者たちの総称。神仙は神人と仙人とを結合した語とされる。
仙人は仙境にて暮らし、仙術をあやつり、不老不死を得たもの。本来、仙は僊と書き、『史記』封禅書では僊人、『漢書』芸文志では神僊と記される。もともと神である神仙たちは、仙境ではなく、天界や天宮等の神話的な場所に住み暮らし、地上の山川草木・人間福禍を支配して管理す。
仙人や神仙はいずれも自分の体内の陰と陽を完全調和して、道教の不滅の真理を悟った。彼等は道教の道(タオ)を身に着けて、その神髄を完全再現することができる。基本的に仙人という言葉は男性に指すが、女性の仙人もかなりいる。
※方術
方士(ほうし)とは、紀元前3世紀から西暦5世紀にかけての中国において、瞑想、占い、気功、錬丹術、静坐などの方術によって不老長寿、尸解(中国語版)(羽化)を成し遂げようとした修行者である。
神仙を目指した神仙方士のほか政府に仕官する方士もいたが[1]、道教の成立と共に道士と呼ばれるようになった。 異術を修め、鬼神に通じ、死生の解脱の道を知ろうとした。古代中国医学、化学、天文学、軍事を発展させた。
神怪小説において様々な活躍を行い、人々を苦しみから解放するため、医術を用い、侠客を導き、社会貢献を行った。また一部の方士は自らの利益のために、他人をだまし、社会を混乱させた。
出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』
■ 本草エリア
三重県に古くからゆかりのある「本草」は植物をはじめとした自然物の力を使って心身を癒し、健康を保つための手段として活用されてきました。この考えを、現代に暮らす人々に寄り添うよう再考し、新しい健康の形を提供するのが「本草エリア」です。
エリア内の本草研究所では、現代科学の視点で地域の伝統を見つめ直し、健康に過ごすための手段を提案していきます。季節の薬草湯が楽しめる「本草湯」とその施設内店舗などを含め、計7店舗がオープンします。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 ~古今折衷~ 日本最大級の商業リゾート施設 VISON [ヴィソン ] 第二期 開業 !(Ⅲ)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/18097828
国境の街 対馬の生活に溶けこんだ祭の原風景(特別編)
国境の街「対馬」の一般社団法人 対馬観光物産協会 西事務局長から今年最初の寄稿文が届いておりますので紹介いたします。
その前に編集局からひと言!
日本の中で、1月20日までを正月とする所もあるそうですが最近では、正月3が日という言葉が定着し、よく耳にいたします。それでは正月3が日にやってはいけない6つのタブーがあることをご存知でしょうか?
1、掃除をしてはいけない
2、刃物を使ってはいけない
3、火を使う煮焚きをしてはいけない
4、四足(よつあし)歩行の動物の肉を食べてはいけない
5、お金を使ってはいけない
6、ケンカをしてはならない
今日は3日目になりますが、皆様は如何お過ごしでしたでしょうか?守れそうで守れない
6か条ですね。それぞれにためになる理由があるようです。調べてみてください。
それでは、さっそく箱根駅伝の復路なみに西事務局長にタスキを渡します。
鎹八咫烏 記
新年あけましておめでとうございます.。
昨年同様に国境の街「対馬」をよろしくお願いいたします。
これまでのシリーズの続きは今年の第二報からにして、
本号は特別編として、
昨年末、2017/12/26(火)、対馬市厳原町(いづはらまち)の西海岸・阿連(あれ)地区で毎年(旧暦11/9に)開催される阿連(いづはらまち・あれ)に伝わる伝統神事「お日照様」「オヒデリ様の元山送り」に今年は、新人研修も兼ねて参加してきましたのでその様子を報告いたしましょう。
民俗学的にも貴重ということで、これまでも地元マスコミや九州大学の学生さんなども参加していました。
雷命神社社殿前のイチョウの大木が折れています。
(その数年前には、カヤの大木も折れました)
祭神「雷命」は、亀卜(きぼく。古代の占い)の神様なのですが、竜神・水神・雷神ともされており、竜巻や落雷で巨木も折られてしまうとか。
というよりも、竜神の棲む場所だからこそ祭り、社殿を造ったのかもしれませんね。
オヒデリ様の神聖な領域。靴を脱いで歩きます。参加者から悲鳴!
川の途中にある、オヒデリ様の祠に到着。
御幣を納め、ロウソクに火を灯し、子どもたちからお年寄りまで一緒に祈りを捧げます。
太陽(オヒデリ様)と雨(雷命)が調和し、里に平安と豊穣がもたらされるのです。
ちなみに雷命は、日本中の神様が出雲大社に集まる縁結び会議の帰りなので、神事に参加すればよいご縁に恵まれるかもしれません。
(家庭も職場も人生も、すべては人の縁の上に築かれていくので)
太陽の女神オヒデリ様は無事、山の祠に戻り、水神・龍神・男神である雷命(いかづちのみこと)の子神を出産します。対をなす太陽と水(雨)、女と男が和合し、阿連の里に調和と豊穣、平穏をもたらすのです。
集落では、対馬の郷土料理「ろくべえ」の材料となる「せん」が作られていました。
サツマイモを砕いて発酵させ、でんぷんを取り出すのですが、とても手間がかかります。
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