立志神社が地域社会の発展と神社の伝統を後世に承継するため、
御神輿渡御で着用する法被を新調します。
12月20日にクラウドファンディングを開始しました!
立志神社(りゅうしじんじゃ、所在地:滋賀県湖南市)は、「地域の活性化」と「伝統の承継」という二つの課題を解決するための支援募集プロジェクトをクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて2024年12月20日(金)から開始。支援金額300万円を目標に、2025年2月17日(月)まで実施します。
立志神社 本殿
立志神社(りゅうしじんじゃ)について
正式な社名は“りゅうしじんじゃ”ですが、志を立てて目標に向かうこと=「立志(りっし)」から、“りっしじんじゃ”とも呼ばれています。
起源は不詳ですが、欽明天皇の御代(6世紀)に飢餓に苦しんでいる民を救いたいという一心で、全国12ヶ所の神社にて五穀豊穣のお祈りをしました。その祈願所のひとつが立志神社です。
今日においても当社は、神さまの恵みと祖先のご恩に感謝し、神さまに祈りをささげる場となっています。民の救いたいと祈る、家族の健康を祈る、会社の発展を祈る、自己実現を祈る。祈りに込めた願いはさまざまですが、根底に流れる基本的な姿勢は今も昔も変わりません。
祈るとは「意宣(いの)る」、つまり神さまに決意を宣言することです。
そして当社は、1,400年以上にわたり、志を立て決意を宣言する役割を担っています。
プロジェクトの背景
立志神社の御神輿渡御(おみこしとぎょ)は、三雲の地で守り継がれてきた大切な伝統行事です。しかし、近年は人口減少や価値観の多様化により、御神輿渡御の中心的な担い手が減少し、継続的な活動が困難な状況に直面しています。
同時に、三雲区においても地域コミュニティの希薄化が進み、区への加入率や区民の帰属意識の低下という課題を抱えていました。このような状況の中、御神輿渡御を単なる神事としてではなく、地域全体で参加し、喜びを分かち合える「三雲のお祭り」として再構築する必要性を強く感じていました。
そこで、御神輿渡御へ参加するきっかけづくりとして、立志神社と三雲が融合したデザインの法被を新調するプロジェクトが立ち上がりました。
御神輿渡御(おみこしとぎょ)
御神輿渡御について
御神輿渡御(おみこしとぎょ)とは、神さまが宿った御神輿が街中を練り歩く伝統的な神事のことです。年に一度、5月3日に立志神社で行われています。三雲区民の小学4年生~6年生および中学生であれば誰でも御神輿を担ぐことができます。
特徴
1. 地域活性化と伝統承継につながる
新しい法被には、立志神社の伝統を守りながらも、より多くの区民が気軽に参加できる開かれたお祭りへの思いを込めています。子どもたちにとって、友達と一緒に御神輿を担ぐ体験は、一生の思い出として心に残るでしょう。
大人にとっても、法被は「三雲の誇り」を象徴するものであり、自分が地域を盛り上げている一員であることを改めて実感できる機会となります。お祭りを通して、世代を超えた絆が生まれ、地域全体が一つになることを願っています。
2. 法被の着用が心地よく、楽しみになる
子どもが着用するものと大人が着用するもので、使用する生地の素材や染め方の技法を変えています。御神輿の担ぎ手となる子ども用の法被は、涼しく薄手のスラブ生地を使用し、汗や飲み物で汚れても手入れしやすい捺染を採用しています。
また、御神輿警護などを担う大人用の法被は、重厚感のあるスラブ生地を使用し、着てみたいと感じる特別な一着となるように藍染を採用しています。
藍染は、古くから日本人に愛されてきた伝統的な染め方です。独特の深みのある青色は「ジャパンブルー」とも呼ばれ、自然の植物から作られる色合いは、年月を重ねることで、より深い味わいのある色へと変化していくのが魅力です。
3. 地域社会と伝統行事の課題を解決するヒントになる
地域社会と伝統行事の課題を同時に解決するためには、行事の持つ伝統や意義を守りながらも、観光振興、教育の場など、多様な側面から捉えて、地域全体で行事を楽しみながら継続的に取り組むことが重要だと考えています。
置かれている環境に合わせて、現代になじむようにアレンジ加え、地域社会にとってもwin-winとなる素晴らしい伝統行事になると信じています。
リターンについて
手書きご朱印:10,000円
クラウドファンディング支援者限定の手書きご朱印をお届けいたします。
切り絵ご朱印:20,000円
クラウドファンディング支援者限定の滋賀をイメージした切り絵ご朱印をお届けいたします。
特別御朱印帳:30,000円
クラウドファンディング支援者限定の花手水をもとにしたご朱印帳をお届けいたします。
上記含め全18種類のリターンをご用意しています。
詳細は下記にお問い合わせください。
立志神社
電話 : 0748-72-3797
FAX : 0748-72-3797
MAIL : ryushijinjya@gmail.com
クラウドファンディングプロジェクト概要
・タイトル: 「伝統の祭り『御神輿渡御』存続の危機。新体制で未来へ繋ぐ。」
・目標金額: 300万円
・募集期間: 2024年12月20日(金)0:01~2025年2月17日(月)23:00
・資金使途: 法被の新調/クラウドファンディング諸経費
・形式 : All or Nothing方式
※All or Nothing方式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。
神社名 : 立志神社
所在地 : 〒520-3221 滋賀県湖南市三雲1353
アクセス: [電車]JR草津線 三雲駅から徒歩約16分
[車] 名神高速道路 栗東湖南ICから約17分
新名神高速道路 甲南ICから約22分
駐車場 : 5台(無料)
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
岡本太郎画伯との想い出~除夜の鐘は鳴るのか⁈~
岡本太郎 画伯 アトリエ兼住居にて(現在は岡本太郎記念館) Ⓒ鎹八咫烏
岡本太郎画伯二回目のインタビューはご機嫌でした…
なんだ、これは!
名古屋で世界デザイン博覧会が開催される3年ほど前だったでしょうか⁉
インタビューや、児童の絵画コンクールの打ち合わせのため数回にわたり青山のアトリエ兼住居を訪ねたことがある。岡本画伯の作品のおかれているリビングに入るなり、養女の敏子さんからまず、注意されたことがある。
「岡本は、相手の話や質問が全くつまらないと思うと、何も言わずプイ~と勝手に席を立ち二階に上がり2時間でも3時間でも戻ってこないことがあるので承知しておいてください」と・・・
今、作品制作中なのでしばらくお待ちくださいと言われ、30分ほど待っているとアトリエから岡本画伯が現れたので、名刺を差し出し丁寧にご挨拶をして敏子さんに促され応接椅子に腰かけ話を始めた途端に岡本画伯は「つまらん話だ」と言わんばかりの顔をして、何も言わずに席を立ちそのまま二階に行ってしい、その日は2時間たっても戻って来られないので、敏子さんが「岡本には話しておきますから来週また来てください」エエッ・・・絶句!岡本画伯の決め台詞『なんだ、これは!』と叫びたいところでしたがジッとこらえ再び訪ねたのでした。
岡本太郎《アドレッサン》《遊ぶ時間》
“赤”と“黒”。岡本絵画を象徴する色です。
「赤の中から生まれ、赤の中に生きているという感じがする」というほど幼い頃から“赤”が好きだったそうです。
小生にとって二回目のインタビューは、締め切りが迫っており背水の陣でした。
まず見た目が肝心と思い、(想像しただけでも笑われそう🤡)服装は、岡本太郎画伯の好きな色「赤と黒」でコーディネイト、お土産代わりにといきなり歌を一曲、アカペラで~赤と黒とのドレスの渦に~・・・鶴田浩二の「赤と黒のブルース」を披露したところ、突然まさに爆発だ~!と活気に満ちた表情になり…その後、雲隠れ(失礼)は一度もなく無事インタビューは終了できました。(しかし、小生はいまだにあれのどこが爆発だったのか分からず仕舞いですが…)
気分よく帰ろうとすると・・・またまた難題が!
帰り際に岡本太郎画伯から、今度来る時は「枯葉」を頼むと言われ、はい、と返事はしたものの(心の中では、何だって~こっちが爆発したいは!)演歌しかレパートリーがないのに…ジュリエット・グレコのフランス語はとても覚えられないので、シャンソン歌手高英男や淡谷のり子の歌を必死で覚えた⁉…笑えない笑い話のような話を想い出しました・・・
インタビューの中で岡本太郎画伯曰く「僕は以前、名古屋の久国寺という禅寺に頼まれて梵鐘をつくったことがあるんだけど、その鐘にはニョキニョキと何本も角が突き出ていて、この時も最初は随分いろいろ言われたんだ。
『本当に鳴るのか。』と、僕は別にならなきゃ鳴らないで中にカセットテープか何か仕掛けておけばいいって思ってたんで、既成の形を無視して自分の思うままにまず、小型の鐘をつくった。(庭に置いてあったものを実際に鳴らしてみせ、君も突いてみなさいと誘われた)それを桑名の釣鐘師に見てもらったんだ。
はじめは『鳴りませんよ』と言っていた釣鐘師が、いざ、鋳造に取りかかってそれが完成した時、『鳴りました。今まで聞いたことのない、とても不思議な音色です。』と言ってきた。
僕は、何かを創ろうとする時に、人の目なんか気にしない。
他人を否定し、自分をも否定してこそ、その瞬間瞬間にエネルギーが燃えるんだ。人に好かれるものをつくろうと思っちゃダメだ。何もできない。
見た時に『なんだ、これは。』と思われるようなものをつくらなきゃ。」昭和61年の11月頃に取材訪問した折の岡本太郎画伯の言葉ががよみがえってきました。
ご存命なら「デザインコンテスト」審査委員長にピッタリなんだけれど・・・
尚、この「デザインコンテスト」は今のところ「鎹八咫烏の夢」!
本当に良い音でなるかどうか除夜の鐘が楽しみだ
久国寺(名古屋)
慶長年間(1596年~1615年)に長国守養が、徳川家康の守護仏出世勝利開運聖観世音菩薩を三河法蔵寺から受け楠山久国寺を創建した。
寛文3年(1662年)の時に安祥長盛和尚が現在の場所に移し、名古屋城の鬼門除けとし、本丸の天長峰の名を取って天長山と改めた。
この由緒ある寺に、岡本太郎画伯が1965年に制作した梵鐘「歓喜の鐘」がある。独創的な形をした圧倒的な存在感がある鐘は、マンダラをイメージしており、上部には無数の角のように腕を突き出した人間、下部には瞑想する仏、動物や魚、妖怪など森羅万象が表現されている。
鐘をつけば、角が共鳴し複雑な余韻がいつまでも鳴り響くそう。除夜の鐘で鐘の音が聴ける。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-6 TOKIO 2020「岡本太郎の1世紀」開催
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/35644213/
出雲大社とは
出雲大社 神迎祭
毎年深夜から、県内外の初詣の人々でにぎわう出雲大社。小生も若いころは除夜の鐘とともに御参拝したものです。若い時分は寒さなんか全く気にならず、門前町や様々な屋台をはしごしたり、テキヤの寅さん(みたいな人ホントにいるんだよね〜)の口上にうっとり!つい釘づけになり、早速仕入れて鏡の前で猛練習、お蔭で仕上り上々!得意満面で町内の祭りで披露したっけ…
出雲大社は毎年大勢の方々が初詣に訪れ、境内は新年の喜びと祈りに包まれて大いに賑わいます。 元旦の午前零時、笛と太鼓が奏でる音色も清らかに新年をお迎えし、参拝者で埋め尽くされた境内のあちこちでは年のはじめを喜ぶ人々の歓声があがって、毎年の迎春の風景がよみがえります。
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