「カラーズ ー 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」
「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに掲げるポーラ美術館 景観
「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに掲げるポーラ美術館 プロムナード
開催概要
近代から現代までの美術家たちが獲得してきた「色彩」とその表現に注目し、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、色彩の役割についてあらためて考察する展覧会。
チューブ入りの油絵具を巧みに扱い、さまざまな色彩によって視覚世界を再構築した19世紀の印象派や新印象派をはじめ、20世紀のフォーヴィスムの絵画や抽象絵画、そして色彩の影響力によって観る者の身体感覚をゆさぶる現代アートにいたる近現代の色彩の歴史を、おもに絵画や彫刻、インスタレーションによって読み直します。
みどころ
初公開作品10点とともに、印象派から現代美術までの展開をダイナミックに紹介
ポーラ美術館のコレクションには、モネ、ルノワールをはじめとした19世紀フランスの印象派や、スーラおよびシニャックに代表される新印象派、20世紀のフォーヴィスムや戦後の抽象表現主義など、近代から現代にかけての西洋美術の歴史をたどることのできる主要な画家の重要な作品が数多く含まれています。
本展覧会では、ポーラ美術館の名品を中心に、近年新たに収蔵した10点の初公開作品を加え、近現代美術における「色彩」の変遷をダイナミックに紹介します。
絵具の革新と色彩論の発達―絵画の歴史をひもとくキーワード
19世紀の初頭、フランスでは光の作用が引き起こす色を科学的に解明しようとする試みがなされます。これは、色を色相(青、黄、赤など)によって分類するだけではなく、明度や彩度といった新たな軸を用いて分析する「色彩論」が発達したもので、補色関係などの色同士の組み合わせや新たな色彩の効果が発見されました。
こうした色の科学は現代のデジタル技術にも活かされています。さらに、19世紀半ばから科学の進歩によって登場した新しい絵具は、画家たちのパレットを豊かにし、色彩論に基づく理論上の色彩効果を画面上に実現させることに貢献しました。本展覧会では、近代から現代までの西洋絵画の色彩における革新の歴史をひもときます。
画家たちの新たな表現方法の探求に注目
20世紀前半のヨーロッパやアメリカでは、合成顔料の開発による彩度の高いあざやかな油絵具をはじめ、新たな人工素材であるアクリル樹脂を使用した絵具などの研究が進みました。
戦後アメリカの抽象表現主義の画家たちは、そのような新しい絵具による表現の可能性を求めて、ポーリング(流し込み)やドリッピング(たらし)、ステイニング(染み込み)をはじめとするさまざまな技法を試みました。
そこには、絵画における伝統的な手法から脱却し、イーゼルに向かって制作する従来の画家のイメージを覆しつつ、大型の画面を実現しようとする風潮もありました。新しい描法を駆使し、形式に収まらない自由で開放感のある表現は、現代の作家たちの作品にも受け継がれていきます。
現代の作家たちの新作を数多く紹介—これからのアートの可能性を探る
本展覧会では、近代から戦後の美術家たちの絵画にインスピレーションを受け、色を表現する素材や色彩構成の研究にいそしむ現代の作家たちに焦点をあてます。伝統的な色材や新たに開発された材料を選択し、それらを自由に組み合わせながら形式にこだわらずに独自の芸術を具現化しようとする作家たち。
その一方で、もっぱら「用と美」の美意識にもとづく工芸あるいは色彩豊かな立体作品を手がけながらも、総合的な空間装飾への関心を背景として、素材の特性から立ち現れる伝統的な色合いをとどめた平面あるいは半立体の造形に美を求める作家もいます。彼らの色彩に向き合う姿勢や色彩を活かした創作活動から、これからの現代アートの可能性を探ります。
会期: 2024 年12月14日(土)― 2025 年5月18日(日)会期中無休
会場:ポーラ美術館 展示室1、2、3、アトリウム ギャラリー
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 電話:0460-84-2111
9:00AM—5:00PM(入館は午後4時30分まで)
年中無休(展示替えのため臨時休館あり)
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後援:公益社団法人 色彩検定協会
コラボレーションした
「カラーズ チョコレート」を展覧会限定で発売
ポーラ美術館のミュージアムショップ
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念とする株式会社マザーハウス(所在地:東京都台東区、代表:山口絵理子)は、ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)が開催する企画展「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」の開催中、色彩をテーマにしたファッションアイテム(革小物・ストール)とチョコレートを、同館のミュージアムショップにて展開いたします。
展覧会の鮮やかな記憶と共に、職人が手仕事でつくる色が、ひとりひとりの暮らしに彩(いろどり)をもたらしてくれますように。
ポーラ美術館の
ミュージアムショップで展開する、色彩をテーマにしたアイテム
3色のグラデーションストール
イロドリシリーズのレザー小物
イロドリシリーズのチョコレート
【イロドリシリーズについて】
四季折々の草花や景色、季節の移り変わりの中で煌めく一瞬の輝きを、グラデーションで表現したイロドリシリーズのレザー小物。
手仕事で染められた1枚の大きな革から、職人たちがカットする革の位置やパーツの組み合わせによって、一つ一つが個性豊かな表情を持って生まれます。
「桃」「花笑」「涼風」の3色は、「カラーズ ― 色の秘密にせまる」展での先行販売(※)です。季節の風景を楽しむように、一期一会のワクワク感をお楽しみください。
※新色(「桃」「花笑」「涼風」)について、マザーハウス直営店での発売は2024年12月26日を予定しています。
同シリーズの「イロドリ チョコレート」は、ホワイトチョコをベースに天然素材のみを使用して1枚1枚おつくりしています。色だけでなく、味わいもちがう12種類のフレーバーをご用意しました。
「カラーズ ― 色の秘密にせまる」展とのコラボレーションチョコレート(本展覧会限定)
コラボレーションアイテムとして「カラーズ チョコレート」をポーラ美術館ミュージアムおよびオンラインショップ限定で販売いたします。
イロドリチョコレートと同様に、すべて天然の素材を利用した5つのフレーバーで色彩を表現しました。
商品名 :カラーズ チョコレート
価格 :2,484円(税込)
展開場所:ポーラ美術館 ミュージアムショップ
フレーバー:
レッド =ビーツ・シナモン
ピンク =ストロベリー・白ワイン
イエロー=グレープフルーツ・マンゴー
グリーン=抹茶
ブルー =白桃・ヨーグルト
【マザーハウスについて】
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念を掲げ、途上国の可能性をバッグ、ジュエリー、アパレルなどのモノづくりを通じて、世界中のお客様にお届けしています。
2006年の設立以来、バングラデシュをはじめ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーの計6か国で、各国の素材と技術を活かしたモノづくりを続けています。販売拠点として、国内47店舗、台湾4店舗、シンガポール2店舗の直営店を展開しています。
【会社概要】
会社名:株式会社マザーハウス 所在地:東京都台東区台東2-27-3 NSKビル2F
設立:2006年3月9日 資本金:27,950,000円 代表:山口絵理子
事業内容:発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売
お問い合わせ先
株式会社マザーハウス
電話:03-5846-8819 Mail:media@mother-house.jp
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
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アーカイブ リンク記事をご覧ください。
特許庁『商標・色彩』について
色彩とデザイン 撮影の狙いは和に通ずるものを感じられた⁉ご本人のコメントは、聞かれず仕舞い…シルクロードで紅花と環境色彩調査時の多量画像の一枚。 Ⓒ日原もとこ(故)
紅一点 シルクロードの女 Ⓒ日原もとこ(故)
若い若いお母さんの砂漠の太陽のような笑顔とハニカンで陰に隠れた男の子の姿が印象的だ
確りと握りしめた手に深い深い深い親子の絆と愛を感じる❣❣❣ (鎹八咫烏)
色彩のみからなる商標について初の登録を行います
平成27年4月から受付を開始した新しいタイプの商標のうち、色彩のみからなる商標について、この度、特許庁において初めて登録を認める旨の判断がされました。
特許庁は、企業のブランド戦略の多様化を支援するため、従来の文字や図形に加え、音商標、動き商標、色彩のみからなる商標などの新しいタイプの商標について、平成27年4月1日から出願受付を開始しました。これまでに、約1,500件の新しいタイプの商標の出願を受け付けており、このうち、色彩のみからなる商標以外の商標については、すでに200件を超える登録がなされています。
この度、特許庁は、色彩のみからなる商標について、(2月28日付けで)初めて2件の登録を認める旨の判断をしました。なお、これらの登録を認めた商標については、出願人から登録料が納められた後、商標登録されることになります。
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