住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区)は「木造人工衛星LignoSat」と10階建木造実大振動台実験「NHERI TallWood Project (住友林業検証フェーズ)」の2件で「ウッドデザイン賞2024」上位賞の奨励賞(審査委員長賞)を受賞しました。奨励賞の受賞は3年連続です。東京ビッグサイトで12月4日、表彰式が行われました。
【奨 励 賞 受 賞】
<技術・建材分野/ハートフルデザイン部門>
■木造人工衛星LignoSat/住友林業株式会社・国立大学法人京都大学
・LignoSat は京都大学と住友林業が約4年かけて開発した木造人工衛星。
・1辺が100mm角のキューブサットと呼ばれる超小型の衛星で、NASA/JAXA の数々の厳しい安全審査を無事通過し、世界で初めて宇宙での木材活用が公式に認められた。
・筐体部分の6面パネルに住友林業の北海道紋別社有林から切り出したホオノキ材を使用。木材パネルの厚みは最小4.0㎜~最大5.5㎜。
・宇宙空間ではスペースデブリ(宇宙ごみ)とならないよう、役目を終えた地球低軌道を周回する人工衛星は大気圏に突入させ燃焼させることが国際ルール。
従来の金属製衛星では、燃焼の際にアルミナ粒子と呼ばれる微粒子を発生し、地球の気候や通信などに悪影響を及ぼす可能性があった。
木材は大気圏再突入で燃え尽きるため、将来的に木造の人工衛星が増えることで、この影響の低減が期待できる。
・宇宙空間での木材利用が公式に認められたことは、宇宙業界にとっても木材業界、森林業界にとっても非常に貴重な第1歩。
・今後、人類が文明を宇宙に展開するに当たっては、持続可能な資源である木の活用が不可欠。この第1歩は宇宙など過酷な環境下のみならず、地球上でも従来使われてこなかった境域での木の可能性を広げ、更なる木材利用を推進する上で大きな意義がある。
◎講評コメント
燃える素材である木材の特性を活かして、新領域での木材利用の可能性を追及した意欲的な試みである。従来の金属製人工衛星から発生する微粒子問題を木材利用によって解決を目指すという、サイエンス分野でのアプローチは非常に新規性が高い
<調査・研究分野/ソーシャルデザイン部門>
■NHERI TallWood Project (住友林業検証フェーズ)/住友林業株式会社
・NHERI TallWood Projectは米国の10階建木造実大振動台実験プロジェクト。2023年米国カリフォルニア州のカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で10階建て木造ビルの実大振動台実験を実施。
・米国の実験後の住友林業検証フェーズで、当社オリジナルのポストテンション仕様に改修し日本の建築基準法の耐震基準で検証。
・阪神・淡路大震災級の大地震を含む複数回の揺れに耐えるなど高い耐震性を証明。中高層木造の耐震性能とポストテンション耐震技術が高いレジリエンス性能をもつことを実証した。
・この振動台実験で構造躯体である木材にダメージが一切ないことを確認。本結果は構造設計者の木材利用の幅を広げることに貢献する。
・今回得た知見をもとに本技術を中大規模木造建築のソリューションの一つとして国内外で展開していく。
◎講評コメント
中高層木造建築の耐震性能検証を実践したプロジェクトで、海外での実証実験結果と国内の耐震基準への適合を研究している実績を高く評価した。具体的には耐震純木造10階建ての実験で、阪神大震災並みの地震波に対しても対応可能であるという結果が得られた。
社会全体の脱炭素に貢献することを目指して
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。
2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。
今後も森と木の価値を最大限に活かす研究開発を推進していきます。
参考情報
〈受賞一覧〉
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。
2030 年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。
世界の脱炭素シフトへのパートナーとして当社グループ独自の「ウッドソリューション」を提供し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
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日本最大級の商業リゾート「VISON(ヴィソン)」
三重「ヴィソン」ミネラルミスト浴 気持ちよさそうですね🌞ほかに天然温泉もあります❣
日本の伝統的な「風流」を感じる
H.I.S.ホテルホールディングス株式会社、住友林業株式会社、株式会社アクアイグニスの3 社が出資するヴィソンホテルマネジメント株式会社(本社:三重県多気郡多気町 代表取締役社長:清水学)は、三重県の日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」内において7 月20 日(火)に新規開業を迎える宿泊施設「ヴィソン ホテルズ」
旅籠ヴィソン 外観
柱(はしら)と梁(はり)の軸組による日本の伝統的な工法である「木造軸組工法」により建築した旅籠棟は、世界中の方が日本の誇る「風流」を体験できるよう窓際など細かいディテールにこだわっている。
4棟から成る旅籠棟では各棟1階に入居するテナントがプロデュースする洗練された世界観を各客室で体感でききる。現代、普段の生活ではなかなか体験できない「しつらえ」。家族旅行やグループ旅行で手軽に楽しむことができる。
ヴィソンホテルマネジメント株式会社は、「VISON」の第3期グランドオープンとなる宿泊施設「ヴィソンホテルズ」の運営事業を担っている。「身体と自然をつなぐ宿泊施設」をコンセプトに、建物には三重県産木材を可能な限り使用。資源の循環を意識した「木」のホテルとして「ホテルヴィソン」および「旅籠ヴィソン」を開業・運営。
VISON施設内には様々な飲食店や温浴施設もあり、施設内だけで旅を総合的に楽しむことが出来る。また、近隣には伊勢神宮や明和町斎王の都「斎宮」、伊勢路や熊野古道など日本有数の観光地があり、三重県観光の拠点としても便利である。
日本全国から、また、地元三重県、近隣の東海圏・関西圏から選ばれる宿泊施設を目指している。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 速報 ‘古今折衷’ 日本最大級の商業リゾート「VISON(ヴィソン)」のご案内(Ⅰ)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/16997739
日本最大級の産直市場 マルシェ ヴィソン
ミュシュランガイドパリ一つ星シェフの手島竜司氏が監修。
ヴィソン オープン(4月29日)の様子
■ 第一期開業施設 ■
今回、第一期開業として、2エリア18店舗がオープンした。
モチマグロ 時価
那智勝浦から直送したマグロを店頭で解体。100本に1本しかないと言われる希少なモチマグロ が 、そのまま刺身、丼、寿司としてお店に並びます。新鮮さに自信ありですまた、通常捨てられてしまう部位を余すところなく使用した「那智そば」はマグロを知り尽したマグロ専門店ならではの一品です。
地域の生産者が気軽に出店できる「軽トラマルシェ」や東海初出店となる生マグロ水揚げ日本一の和歌山県那智勝浦から直送直売で販売、マグロの解体スペースが常設され卸売・小売・飲食を一体化した「脇口の鮪(※脇の力は刀)」。
三重「ヴィソン」 海女小屋 なか川から直送。採りたてのあわびの炭火焼き
伊勢志摩から直送される伊勢えびやあわびといった旬の魚介を現役の海女が目の前で調理や販売する「海女小屋 なか川」。
地元多気町で松阪牛を飼育する牧場直営店の松阪牛肉専門店「若竹」など、全15店舗にて三重周辺の新鮮な海の幸・山の幸を提供する。
2)パティスリーやベーカリーが軒を連ねる
三重「ヴィソン」 マリアージュ ドゥ ファリーヌ店内
桧の柱や梁が新鮮で清潔さを醸し出しています。これぞ~古今折衷空間~
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