ZIPANG-10 TOKIO 2020 工学院大学建築学部の発想とデザインが集結  新宿キャンパスで「ARCHITECTURE WEEKS 2025」を 開催(5/7-6/13)


工学院大学(学長:今村 保忠、所在地:東京都新宿区/八王子市)建築学部は、新宿キャンパスにて、6研究室による研究展示を2025年5月7日(水)から6月13日(金)までの期間、リレー形式で開催します。


工学院大学 建築学部では、建築学を芸術や社会の視点も取り入れた多彩な学問領域としてとらえ、構造分野からまちづくり、意匠設計に至るまで幅広い分野を専門とした研究室が設置されています。


2024年に実施した塩見研究室の展示模型


「ARCHITECTURE WEEKS 2025」では、建築構法、空間設計、ランドスケープ、都市・住環境をテーマに、岩村研究室(建築学科)、戸村研究室(まちづくり学科)、伊藤研究室、塩見研究室、冨永研究室、樫原研究室(いずれも建築デザイン学科)が週替わりで展示を展開。学生たちが日々の研究成果を発表します。


2024年に実施した冨永研究室の展示の様子


【ARCHITECTURE WEEKS 2025 スケジュール】

研究室名:岩村研究室(建築学科)

展示期間:5月7日(水)~15日(木)

展示内容:「DIGITAL LINK ~つくるを超えて、つなぐ建築へ~」

     建築のデジタル・AI活用を拡張し、他分野と情報を蓄積・連携・活用する

     社会の姿を展望します。

     期間中は、展示エリアに説明スタッフがおりますので、

     ぜひお気軽にお声がけください。


研究室名:塩見研究室(建築デザイン学科)

展示期間:5月17日(土)~25日(日)

展示内容:「お店屋さんごっこ インテリアデザインのお勉強 vol.9」

     今年のコンセプトは、「みて、感じて、わたしたちの色」。

     塩見研究室の学生11名がプロデュースした個性豊かなお店の

     建築模型を一挙公開します。


研究室名:戸村研究室(まちづくり学科)

展示期間:5月17日(土)~24日(土)

展示内容:「TOMU LABO 2025」

     ランドスケープデザインに関するゼミ活動の成果として、

     富山県庁周辺エリアのアイデアコンペへの提案と、

     2025年大阪万博パビリオン016「EXPO 'FUTURE LIFE VILLAGE」に

     おける中庭植栽の研究内容を、パネルや冊子で紹介します。


研究室名:伊藤研究室(建築デザイン学科)

展示期間:5月26日(月)~31日(土)

展示内容:「新宿pavilion」

     新宿キャンパスに隣接する広場に仮設の展示物(パビリオン)を

     計画。建築の本質とも言える「もの」と「かんきょう」の

     あり方についての考えが詰まった模型とシートを展示します。


研究室名:冨永研究室(建築デザイン学科)

展示期間:6月2日(月)~13日(金)

展示内容:「とみ展2025」

     冨永研究室の前年度の活動成果を、模型やパネルで紹介します。

     2部構成で、第1部は学部3年生が名作住宅の1/20模型を製作し、

     その魅力を分析する「住宅研究ゼミ」、第2部は大学院生が地域と

     連携して進める「小伊津/高取プロジェクト」です。


研究室名:樫原研究室(建築デザイン学科)

展示期間:6月2日(月)~13日(金)

展示内容:「新宿拡張現実」

     個性的なエリアが混在する新宿を対象にフィールドワークを実施。

     「迷路性」をキーワードにその魅力を紹介し、

     さらにそれを拡張する提案を、VRなどによる体験型展示として発表します。


場所:工学院大学 新宿キャンパス 地下1階 B-ICHI

入場:自由(申込不要)


9年目を迎えるインテリアデザイン 塩見研究室による企画展示「お店屋さんごっこ インテリアデザインのお勉強 vol.9」(展示期間:5月16日(金)~25日(日))では、学部4年生が自身のお店をプロデュースし、建築模型として形にします。


制作に与えられる条件は、お店の場所と躯体条件(建築構造を支える骨組み)のみ。学生たちは建物のデザイン、インテリア、商品、サービス内容、コンセプトなど、店舗に関わるあらゆる要素を考え提案します。


店舗は、今年の舞台となる自由が丘の九品仏川緑道沿いのフィールドワークを通して、地域の特色と客層を反映して展開されています。建築とマーケティングの視点を融合させ、建物をデザインするだけでなく、顧客へのアプローチ、ブランディング、サービスまで、より広範な視点から意匠設計を学びます。


2024年に実施した塩見研究室の展示のようす


■指導教員: 塩見一郎教授 コメント

このゼミ活動のネーミングを「お店屋さんごっこ」としたのは、子どもの頃に夢見た自分の姿や、やってみたい職業を想定して遊んだ「ままごと」のように、自由な発想で商空間を作り上げて欲しいという思いからです。また、「ごっこ」という言葉の響きには、この勉強を楽しみながら商空間の「い・ろ・は」を学んでほしいという思いも込めています。このネーミングが功を奏したのか、学生たちは私の想像を超えるような業種やサービスを考え、四苦八苦しながらも楽しんで作品を完成させました。

今回は初めての舞台となる自由が丘でのチャレンジになります。さて自由が丘にふさわしいショップになったでしょうか。


工学院大学では、5月25日にWEBオープンキャンパス、6月15日に八王子キャンパスで来場型オープンキャンパスを実施します。ガイダンスや当日限定のイベントを通して、工学院大学の魅力、入試情報を丸ごとお伝えします。



工学院大学 関連情報


工学院大学・伊藤博之教授(建築学部)設計の集合住宅
「天神町place」が2024年度グッドデザイン金賞を受賞


緑あふれる中庭に、太陽の光が差し込むように設計されている (撮影:西川公朗)


工学院大学(学長:今村保忠、所在地:東京都新宿区/八王子市)の伊藤博之教授(建築学部)が設計した集合住宅「天神町place」が、グッドデザイン2024(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)で金賞を受賞しました。2024年度の応募総数5,773件の中で、高い評価を得た上位20件に与えられる賞です。11月5日には受賞祝賀会が開かれました。


同建物は、東京・湯島に誕生した賃貸集合住宅で、馬蹄形のフォルムと緑あふれる中庭が特徴です。周囲の高層ビルの隙間と中庭の両方から光と風、視線が抜けるように設計されており、一人でも居たくなる居心地の良い空間を作りだしています。審査では、限られた敷地において、住戸を取り囲む魅力的な中庭を設計した点が評価されました。


特徴的な馬蹄型のフォルム (撮影:西川公朗)


■デザインのポイント

1. 吹抜けに沿う廊下を減らし、バルコニーとして使う横穴を開けるなどして、暗い中庭に光と風を取り込んだ。

2. 建材として使えない非流通材を型枠に用いて、わずかな光を感じられるテクスチャを作り出した。

3. 建物内で部位毎に違う住環境に丁寧に対応することで、賃貸価値の向上と住戸のバリエーションを実現した。


■審査員コメント ※同賞サイトより

高層集合住宅にまだこのような新しい形式があったのか、と気付かされる建築である。共用部は極端に少なく、各室は数珠繋ぎとなってU字型を構成しており、中庭を囲んでいる。

刻々とうつろう光と影、人々の暮らしが適度な距離感で垣間見える中庭の風景は、見ていて時を忘れるような体験である。

光、風、視線が交錯する中庭の環境そのものを共有することで、緩やかでありながら強烈な関係性が構築されている。この関係性の距離感が極めて現代的であり、それが建築デザインによってもたらされていることが秀逸である。

また、中庭に複雑な影を生み出す外観は、林地残材を活用した型枠によって生み出されており、設計者が型枠化までの試行錯誤を行って実現に結びつけた点についても高く評価したい。


■伊藤博之教授コメント (建築学部建築デザイン学科、写真左)


事務所のメンバーと受賞の喜びを分かち合った


周囲を高い建物に囲まれた敷地でしたが、その状況をどのように活かしたら豊かな住環境を実現できるかを考え続け、このような少し特殊なデザインとなりました。

建主のご理解と、設計チームや工事関係者の方々の尽力あってこそ実現したと考えています。関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

この賞を励みに今後も精進したいと思います。


■受賞詳細

受賞対象名:天神町place

事業主体名:株式会社 寿企業

分類   :住宅

受賞企業 :株式会社 寿企業 (東京都)

      伊藤博之建築設計事務所 (東京都)

受賞番号 :24G131092


鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


文豪 井上靖 ゆかりの 湯ヶ島「上の家」、

工学院大学 森研究室 保存改修工事完了!


滑沢渓谷

井上靖の処女小説「猟銃」の舞台となった渓谷

清流が一枚岩を洗う自然美あふれる渓谷 井上靖の処女小説「猟銃」の舞台となったところで、湯ヶ島温泉から天城峠方面へ約6kmの山間にあります。四季折々に美しい風情が楽しめ、特に紅葉シーズンはすばらしい。また、渓谷沿いには遊歩道があり、途中には井上靖の文学碑が立っています。

住所 〒410-3206 静岡県伊豆市湯ヶ島
電話:0558-85-1056


交通アクセス

【公共交通機関をご利用の場合】

修善寺駅から東海バスで約40分「滑沢渓谷」バス停下車、徒歩約5分

【お車でお出かけの場合】

東名沼津I.Cから国道136号線、国道414号線を経由し約1時間


井上 靖 *しろばんばの世界* ㏌ 上の家


クラウドファンディングには大勢の方々からご支援を頂き誠にありがとうございました。
上の家改修工事が無事終了しましたことを皆様にご報告申し上げます。

令和3年11月 吉日 伊豆市観光協会天城支部


伊豆市湯ケ島にある『上の家(かみのいえ)』は、井上靖の自伝的小説「しろばんば」にも登場する、主人公・洪作少年、すなわち井上靖の母の実家に当たる家です。


建物がほぼ当時のまま残されていましたが、築150年ほどたって壁や梁などの老朽化が顕著でした。 そこで、伊豆市により改修計画が進められ各方面関係者の協力のもと工事が行われました。


歴史的な面影残し、現存する漆喰や崩れた土壁を再利用 !

伊豆市の委託を受けて改修計画を進めた工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)西森研究室は、漆喰・土壁研究で実績のある田村研究室(同大学)に協力を依頼。


田村研究室は現存する漆喰仕上壁の保存作業を、西森研究室は建物内の一室である談話室の整備を担当し、この度、改修が完了しました。


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 伊豆 天城越え~文学の道を行く~(その2) 文豪 井上靖 ゆかりの 湯ヶ島「上の家」、保存改修工事完了!
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/27725577 



伊豆 天城越え~文学の道を行く~


・・・隠れ宿…九十九折 浄蓮の滝・・・わさび沢 隠れ道 小夜時雨 寒天橋

・・・地を這って あなたと越えたい天城越え ~石川さゆり「天城越え」より抜粋~

いつの頃からか…天城峠に差し掛かると…

天城山隧道を吹き抜ける風が鼓の音を運んでくるような気がいたします・・・


旧井上靖邸

天城峠周辺の緑豊かな1,600haの森に作られた大自然公園「昭和の森」に移築された


日本の滝百選 浄蓮の滝

浄蓮の滝は伊豆最大級の名瀑で、玄武岩の岩肌を幅7m高さ25mに渡り流れ落ち、「日本の滝100選」にもその名を列ねています。


滝には女郎蜘蛛伝説が残り、滝の周囲に生い茂る深い森が醸し出す静寂な雰囲気の中、激しい音を立てて流れ落ちる姿はとても迫力があり、この滝をよりいっそう神秘的にしています。


滝への道は明治末期に開かれ、昔は人も近づかぬ神秘的な場所であったといわれています。周辺は夏でも涼しく、滝の周りや滝壺の岩肌には、県指定天然記念物のジョウレンシダ(別名ハイコモチシダ)が群生しています。


天城峠・旧天城トンネル

有形文化財の「天城山隧道」

天城トンネル(正式名称=天城山隧道)は、静岡県伊豆市と、同県賀茂郡河津町を結ぶトンネルです。現本線の新天城トンネルと区別するため「旧天城トンネル」と呼ばれています。


明治38年に築造され、全長445.5m、アーチや側面などすべて切り石で建造しており、石造道路トンネルとしては、日本に現存する最長のものです。


総石造りの馬蹄形をしたトンネルの入口や内部は、非常に重厚な構えとなっていて明治末期を代表する歴史的トンネルであるとし、平成10年9月25日に有形文化財に登録され、平成13年には道路トンネルとしては初めて国の重要文化財に指定されました。


その旧天城トンネルに続く道は川端康成作「伊豆の踊子」でも有名な旧天城峠です。
ケヤキ・カエデ・ヒメシャラなどの樹木が自然のままに生い茂る風情は、
今も「伊豆の踊子」の世界そのものです。


道の途中には、伊豆の踊り子文学碑や氷室、あの名曲「天城越え」の歌詞に唄われている寒天橋や、風光明媚な二階滝(にかいだる)などもあり、気軽なハイキングコースとして人気があります。

国重要文化財に指定されているほかに「日本の道100選」「日本百名峠」にも選ばれています。森の中に静かなたたずまいを見せています。


文学者が多く訪れた温泉地 湯ヶ島

天城山※という国有林を背に静かな温泉地湯ヶ島は雑音も遮断され川の音を聞きながらのんびり時間を楽しむことのできる まさに文学者達が訪れる最高の環境です。朝晩,河鹿蛙の声をきき自然を満喫できる温泉地。


御睦まじきご一家。昭和天皇陛下、皇后陛下、皇太子殿下(現:上皇陛下)    🄫鎹八咫烏


※昭和の森・天城山自然休養林

天城山は、昭和5年(1930年)昭和天皇が天城の八丁池に行幸されるなど古くから皇室にゆかりがあり、昭和53年(1978年)昭和天皇在位50年を記念して「昭和の森」に指定されました。

これを契機に、天城峠一帯1,600ヘクタールの国有林を「昭和の森・天城山自然休養林」として整備してきました。豊かな原生林は「森林浴の森」日本百選に選ばれています。


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 伊豆 天城越え~文学の道を行く~(その1)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/27310393



工学院大学建築デザイン学科(西森 陸雄教授チーム)設計の
「新宿アトリウム」がマスコミ文化協会主催「第1回S&D AWARDS」
において初代グランプリを受賞。


作品は、スクリーンに可動式の壁キネティック・ウォールを活用することで、新らたな立体的映像演出が可能となった。


工学・建築・情報の要素を含んだこの空間で、新たなるクリエイティブ表現に挑戦する「新宿アトリウムデジタルアートコンペティション」が開催されたことで、学生たちの創造力が拡がる場として、審査員や投票者から多くの共感が集まった。


(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 マスコミ文化協会 主催「第1回S&D AWARDS」初代グランプリ決定!
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/23805082



※現在、2600件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-10 TOKIO 2020 (VOL-10)
https://tokyo2020-10.themedia.jp/


ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
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ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
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ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-10 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見 その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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