ZIPANG-10 TOKIO 2020 笑顔と幸せの発酵文明を    ーNovel HAKKO Civilization For Humanityー    脱皮できない蛇は死ぬ【寄稿文】 一舟・光秀

           謹賀新年



        本年も発酵文明に向かおう 

  発酵文明は 生きもの皆が幸せになれる中庸 自然の力


        「過ぎたるは猶及ばざるが如し」


我が国は、世界に冠たる発酵文化の国であり、飲食の発酵文化に限らず、広く人の暮らしに関わる全てのもの事を、「発酵文明」として総合的に捉え提唱し、日本の発酵文化をさらに高め、偉大な日本文化の特徴として世界に知らしめましょう。


発酵現象のキーワードは、人間活動全般に及ぶ「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言われた孔子の名言そのものである。


最も良い理想の発酵状態は、人にも生きものの五感にも、とても良いが、過ぎると腐敗し害になる。


政治も経済も科学も文化も全く同様である。


人間活動そのものがトータルデザインで美しく発酵文明に近づく。
料理も都市計画もトータル景観デザインである。


おせち料理を手伝うと五感発酵のもとになる。


物事は全て五感のトータルデザインから快い発酵が始まる。

全国各地で今、美しき風景が、特に優れた学校建築が少子化で廃校が急速に進行中である。一部は他の機能として活用されてはいるが、これほど優れた大切な日本の文化的風景資産を失なうことは、国にとっても次世代の子供達にも大きな損失である。


地域における先達の努力によって美しく保たれている学舎、次世代に維持伝承しよう。


明治以降の地域の風景の存在は、これらの学校建築中心に美しい風景と一体になる文化を、そして良い子も育てて来た。


先ず、すっかり馴染んでしまった物質文明の粗雑な現代建築や乱雑な風景をよしとする心から脱皮を。


日本列島の発酵文明の原点を今一度


古代最高の器の機能と造形とが一体化した縄文土器  豊田市博物館


世界最初の煮炊き食文化の料理の原点も この縄文土器から始まった


藍染は発酵文化の代表例 外国の作家の空間デザイン展開

 

神山アーティスト・イン・レジデンスは、地域全体の様々なことに大きく貢献し、今や移住と人口増にもつながり、国中に知られる様になった。


しかしながら国中に数多くある個人の伝統の豪壮な蔵と母屋のある農家や商家の屋敷も集落も風前の灯である。


そして神社仏閣鎮守の森が保てなかったら、すでにそうではあるが、日本列島は世界に先駆けて、物質文明のバラック建築砂漠になるだろう。


では新年に心新たに、ふるさとの青い山並みを、近くの海の水平線を、田園風景を山川草木の心の安らぎを見に行こう。


朝に夕に美しき景色に感動しよう、心地よく発酵する人の未来が優しく見えてくる


風景の発酵的美しさは全てを物語る


景色は人の心を清め、あるいは勇気づけてくれる。それほど環境は大切なものなのです。
日ごろ気がついていない、普通の何千年もの昔から 身の周りの風景は心に深く刻まれて、人がものを見て思う美しさのDNAになっています。


文化やスポーツは嬉しい競いではあるが、それにしても世界は混沌として、互いに争い命を粗末にすることばかり。
この物質文明の性からなんとしても抜け出し、脱皮し、心の発酵文明への変貌を目指しましょう。


気候変動と人口減少の未来に向けて、政府も各業界も個のデザインと同時に、素晴らしい日本の風土伝統とを未来に活かすビジョンと実践に一致団結して取り組もう。ものごとを個別の作品作りに満足しいては勿体無い。


かってデザインは聖職だと自負し理想を語った半世紀前の心意気に戻ろう。
国土計画から茶碗まで、あらゆるデザインに関わる勇気ある発言と、実践に向けて立ちあがろう。個々に拘って、得意になっていてもいい時代は終わった。


平和も幸せも分野・領域を超えた慈しみの心にあり


取り残された様な建物一つにも、発酵心で全てを感じて見よう


理想への具体策は今進めている発酵文明にあり

日本文化を支えるには縄文以来の心と、「風土と伝統を活かして未来を創る」ことにある。


それは人の日常と社会生活やビジネスの基礎でもある 環境、 四季、 礼節などなどでもあり、例えばそれは戦国期に生きた「千利休の七則」に集約される。

1.茶は服のように点て

2.炭は湯の沸くに置き

3.花は野にあるように生け

4.夏は涼しく冬暖かに

5.時限は早めに

6. 降らずとも傘の用意

7.相客に心せよ

室町時代の将軍義政の時代に行き着いた理想の日本列島文化の姿であり、千利休の茶の湯や和の伝統文化・文武の道に共通する心である。


また現代においては柳宗理など先達の民藝運動の心により沿うものである。
人が、誰を見ても、何を見ても、掌から宇宙まで、ひとりでに心が温かくなる発酵文明。


以下は巳年の筆者が思いつき、推敲もせずに書き留めた 巳年の新年に想う
「地球の独り言」です。


天空大地海の詩


「イヌイットに学ぼう」 ー恩知らずな 人類よー


ヒュー・・・  ヒューマンスケール ・ ヒューマンスピード

それは人の 希望的わがままな デザイン・色彩 

ヒューマニティも
ホモサピエンスのわがまま

今地上を天空を海原を
悪ガキどもが駆け廻る
それが人の世界

人がなにを食べても なにをしても地球を齧る
地球は痛い

でも イヌイットは
自然にお返しをする
心の底から祈る

人は皆 お返しをしているかな地球に?

イルカも食べ クジラも食べ アザラシも食べた、
マグロを鰹も鯛もウニも ワニも アシカも トナカイも 

馬も牛も豚さんもヒツジさんも鳥さんも 
麦も米も豆もトマトさんもジャガイモさんも
みんな優しい者ばかり
人とおんなじ生きものばかり 

焼いて食おうが煮て食おが
てんぷらにフライに酢の物にしようが
サラダにもなろが
噛まれ飲み込まれ みんな苦しいだろうな

でもイヌイットはお返しをする いつもの通り
優しい地球にお礼を言う

だが人は今日も、空から爆弾をばら撒き
家も大地もインフラを 
地球の顔を体を痛めつける 傷つける

ついでに人の命を奪う
自分の子ではない
従順な人を 
他人の子を
女子供まで無差別に
命を無情に奪う

青黒い背広を着て

テレビに現れ 
ネクタイをつけ
真剣な面持ちで
何かを言っている

たまには「ごめんなさい」と言おうじゃないか
人よ

アリさんだって
青虫さんだって
虫ケラだって?

皆この地球に生きている

海だって山だって
川だって池だって 
雨だれだって
涙だって
皆輝く

今ごろやっと SDGs?  

よくもまあ こんなに汚してくれたわね 

母なる私の 顔を体を心を

恩知らずな生き物 人よ

2025、1、5


筆者停年時の作品集

  「脱皮できない蛇は死ぬ:ニーチェ」


次回は発酵文明の絵本作りです


【寄稿文】 一舟・光秀(林 英光)



環境ディレクター
愛知県立芸術大学名誉教授
東京藝術大学卒業


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。

発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)


アーカイブ リンク記事をご覧ください。


初詣 神と人 千古の杜に仰ぎみる悠遠のとき 熱田神宮
三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)の御鎮座



熱田神宮の創祀は、三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)の御鎮座に始まります。第12代景行天皇の御代に、日本武尊(やまとたけるのみこと)は神剣を今の名古屋市緑区大高町火上山に留め置かれたまま三重県亀山市能褒野(のぼの)でなくなられました。


尊のお妃である宮簀媛命(みやすひめのみこと)は、神剣をここ熱田の地にお祀りになられました。以来、伊勢の神宮につぐ格別に尊いお宮として篤い崇敬をあつめ、延喜式名神大社・勅祭社(※)に列せられ国家鎮護の神宮として特別のお取り扱いを受ける一方、「熱田さま」「宮」と呼ばれ親しまれてきました。


約6万坪の境内には、樹齢千年を越える大楠が緑陰を宿し、宝物館には信仰の歴史を物語るものとして、皇室を初め全国の崇敬者から寄せられた6千余点もの奉納品が収蔵展示されております。境内外には本宮・別宮外43社が祀られ、主な祭典・神事だけでも年間70余度、昔ながらの尊い手振りのまま今日に伝えられております。


※延喜式:平安時代の法典。延喜5年(905)に編纂を始めたことからこの名があります。 ※名神大社:古代より崇敬された全国の大社の内、延喜式神名帳に記載された大社を特にこう呼びます。 ※勅祭社:勅使参向のもと祭礼を執り行う神社。全国で16社が列座しております。


由来



ご祭神の熱田大神とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)としてよらせられる天照大神のことです。


天照大神は、言うまでもなく、皇室の御祖神とも至高至貴の神とも仰がれ、人々にいつくしみの徳をあたえられる神です。又、相殿神は「五神(ごしん)さま」と呼ばれ、草薙神剣とゆかりの深い神々で、宮簀媛命、建稲種命は尾張氏の遠祖として仰がれる神々です。


御鎮座は、日本武尊の御事蹟と深い関係があります。
御父・景行天皇から信任を授かった日本武尊は、東征の帰途、尾張国造の御女である宮簀媛命をお妃とされ、やがて草薙神剣をこの国に留めておなくなりになります。
宮簀媛命は尊の御遺志を重んじて、神剣を今の熱田の地にまつられました。
今からおよそ千九百年前になります。


御祭神 熱田大神

熱田大神とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)・御神体としてよらせられる、天照大神のことです。


天照大神は、言うまでもなく、皇室の御祖神とも至高至貴の神とも仰がれ、人々にいつくしみの徳をあたえられる神です。又、相殿神は「五神(ごしん)さま」と呼ばれ、草薙神剣とゆかりの深い神々で、宮簀媛命、建稲種命は尾張氏の遠祖として仰がれる神々です。


御霊代 草薙神剣

皇位継承のみしるしである三種の神器の一つです。
日本武尊は、神剣の大いなるご加護により東国を平定。尊のなきあと、神剣は宮簀媛命により熱田の地にまつられ今にいたっております。


神剣の名「草薙」は、尊が東国において、この神剣により草を薙いで難をのがれたことからこの名があります。


相殿神

本殿には熱田大神をお祀りし、相殿には、天照大神、素盞嗚尊、日本武尊、宮簀媛命、建稲種命の五柱の神々をお祀りしております。


天照大神

ご皇室の祖神とされる大神様で、その広大なご神徳と慈しみを日本国民にあまねく授けられる大神です。伊勢の神宮をはじめ日本の多くの神社でお祀りされております。


素盞嗚尊

天照大神の弟君とされる神で勇猛の聞こえ高く、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して得た神剣・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を天照大神に献上致しました。
これが後の草薙神剣とされます。


日本武尊

景行天皇の御子で九州から東国まで日本各地を平定した英雄神とされます。東国平定の後、尾張国造の女(むすめ)である宮簀媛命を妃に迎え、しあわせな日を過ごされました。その後、能褒野(のぼの)にてなくなられ白鳥と化して空へ飛び立った伝説を伝えます。


宮簀媛命

尾張国造・乎止與命(おとよのみこと)の女(むすめ)で日本武尊の妃。尊なきあと、神慮に思い至り神剣を熱田の地に祀られたのが熱田神宮の創祀となります。


建稲種命

乎止與命(おとよのみこと)の御子で宮簀媛命の兄にあたられます。日本武尊に従い東国の平定に赴きその途中でなくなられました。尾張地方繁栄の礎を築いた神とされます。


熱田神宮の歴史

創祀千九百年を迎えた熱田神宮、その歩みの一端を記します。

113年 景行天皇43年 日本武尊、伊勢の国・能褒野(のぼの)にて薨去(こうきょ) 草薙神剣を熱田の地に祀る

195年 仲哀天皇4年 氷上姉子神社創祀

686年 朱鳥元年 草薙神剣が神宮還座

708年 和銅元年 八剣宮創祀

845年 承和12年 尾張浜主(103歳)が舞を奏す

907年 延喜7年 延喜式名神大社に列せられる

1194年 建久5年 源頼朝奉幣

1377年 永和3年 熱田本『日本書紀』奉納

1560年 永禄3年 織田信長、土塀奉納(信長塀)

1868年 明治元年 神宮号を賜り、熱田神社から熱田神宮となる

1878年 明治11年 明治天皇御参拝

1893年 明治26年 遷宮にて神明造に改修

1916年 大正5年 大正天皇御参拝

1935年 昭和10年 遷宮

1945年 昭和20年 空襲で被災

1946年 昭和21年 昭和天皇御参拝

1955年 昭和30年 遷宮 再建

2005年 平成17年 天皇、皇后両陛下御参拝

2007年 平成19年 本殿改修着工

2009年 平成21年 造営竣功し遷座祭


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020

「初詣 神と人 千古の杜に仰ぎみる悠遠のとき 熱田神宮」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1840360



日本人の精神文化の支柱 八幡神成立の基盤は・・・


風格を感じる「宇佐神宮」西大門


宇佐市について

宇佐市(うさし)は大分県の北部に位置し、瀬戸内海に突き出た国東半島の西側に接している。このため古代より波静かな内海を介して都と通じ、また東アジアの玄関口大宰府と陸路で通じる要衝の地として栄え、神仏習合の八幡神が誕生しました。そして、内なる伊勢、外なる八幡の二所宗廟として発展し、日本人の精神文化の支柱となっている。


八幡神成立の基盤となったのは、安心院・院内の山間部を流れ出た河川が合流した駅館川の流域に形成された宇佐平野と遠浅の豊前海など、豊かな自然の恵みでした。


2005年(平成13)に院内町・安心院町・宇佐市が合併して新宇佐市となりましたが、それはかつて繁栄した古代宇佐郡の復活でもある。


宇佐神宮のお祭について

宇佐神宮では、年間大小併せて150近くの祭典が行われる。

10年に1度行われる勅使祭をはじめ、どれも由緒のある荘厳で勇壮な祭典である。


臨時奉幣祭(勅使祭)

祭典日:10年に一度斎行(前回は平成27年10月6日)


天皇の思し召しによって勅使を神社に参向させ、天皇の祭文を神前に捧げ、奉幣を行う「勅使参向の社(ちょくしさんこうのやしろ)」と称される神社が、伊勢神宮を始め現在では全国に16社ある。


そのうちの一社である宇佐神宮では「宇佐和気使(わけづかい)」と称される即位奉告使や、 「宇佐使」と称される恒例祭・臨時祈願使の参向が養老4年(720)以来たびたびある。


大正14年からは現在の10年に1度の奉幣祭となった。祭典前夜の宇佐市民・崇敬者による提灯(ちょうちん)行列など、多くの奉納式典が故実に従い厳粛にとり行われる。


宇佐神宮の建築様式

国宝 本殿


宇佐神宮 御本殿


宇佐神宮の建築様式は八幡造(はちまんづくり)とよばれています。
この八幡造は、二棟の切妻造平入の建物が前後に接続した形で、両殿の間に一間の相の間(馬道)がつき、その上の両軒に接するところに大きな金の雨樋(あまどい)が渡されています。


桧皮葺(ひはだぶき)で白壁朱漆塗柱の華麗な建物が、横一列に並んでいます。
奥殿を「内院」・前殿を「外院」といいます。内院には御帳台があり、外院には御椅子が置かれ、いずれも御神座となっています。


御帳台は神様の夜のご座所であり、椅子は昼のご座所と考えられています。神様が昼は前殿、夜は奥殿に移動することが八幡造の特徴です。また、八幡造のもととなったのは、二之御殿の脇殿・北辰神社の建物ではないかといわれています。


一之御殿が神亀2年(725)、二之御殿が天平5年(733)、三之御殿が弘仁14年(823) にそれぞれ建てられました。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「日本人の精神文化の支柱 八幡神成立の基盤は、豊かな自然の恵み 八幡総本宮 【宇佐神宮】(後編)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2922758/



~デザイン・色彩の基本~

ーSDGsの未来は地域の自発的取り組みにあるー 


千葉県旭市 新市庁舎正面入口市民ロビー


国も地域も衰退するわが国では、地方分権的自発性が成熟社会の今後のサバイバルに大切である。 その一例として行政の中心である庁舎は、地域の誇りと郷土愛で未来に向けて、前向きに市民目線で取り組むことである。

公共建築においても、わが国の人工景観は白黒グレー自然素材色が揺るぎない最も美しい伝統であり、その上に未来を見据え楽しく賑やかに個性が表現出来れば上々である。             先ずはつい最近竣工した千葉県旭市の新庁舎をそのスタデイとして示したい。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 アフターコロナへのお膳立て(2−1)ーSDGsの未来は地域の自発的取り組みにあるー ・・・【寄稿文】林 英光
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/18125073



山あいの廃校 木造校舎

~ 東日本大震災から10年 ~「ある日、あの場所」展 開催


会場は「西会津国際芸術村」昭和の懐かしさを感じさせる木造校舎(旧新郷中学校)


「ある日、あの場所」

■主催者のコメント

2011年のあの日、 福島第一原子力発電所の事故で避難を余儀なくされた南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、川俣町、葛尾村、田村市、川内村の 12の市町村. 10年間で様々な課題を抱えながら、それでも着実に歩みを進めているその12市町村の現状や取り組みを県内外の方に広く知ってもらうため、展示会を開催します。


2021年は東日本大震災から10年の節目と捉えられることが多いですが、震災や原子力災害から立ち上がる「まち」や「ひと」にとっては、これまでも、これからも続いていく時間の一部にすぎません。


地震や津波でも甚大な被害を受けました. 10年間でインフラなどハード面の整備が着実に進んできている地域がある一方、いまだ帰還困難区域に指定されている地域では、許可なしには住み慣れたふるさとに立ち入ることもできず、津波の被害が10年間そのままにされているところもあります。


急速に進んだ過疎や高齢化という点だけに着目すると、原子力発電所の事故という外的要因によって強制的に事態が深刻化した現実に対して大なり小なりあるにせよ、事故がなくてもいずれ直面する未来だったかもしれないし、もしくは原子力発電所の建設によって先送りにしていた過去の課題といま対峙しているのかもしれません。


復興の段階や抱えている課題は12市町村で様々です。今の状況は、復興した、と言えるでしょうか. そうでなければどうなったら復興、と言えるでしょうか。


今回の展示だけでは、原発事故により複雑化した特有の困難さや、それを乗り越えようとする人々の営みのほんの一部しか伝えられないかもしれません. それでも、誰かにとって、ほんの一部でも知るきっかけ、考えるきっかけとなることを願っています。

主催 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト


西会津国際芸術村(福島県耶麻郡西会津町、指定管理者:一般社団法人BOOT)では、2021年11月23日から2022年1月30日までの会期で

「ある日、あの場所」展を開催します。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 ~ 東日本大震災から10年 ~「ある日、あの場所」
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/24341635


 

※現在、2500件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-10 TOKIO 2020 (VOL-10)
https://tokyo2020-10.themedia.jp/


ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
https://tokyo2020-9.themedia.jp/


ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
https://tokyo2020-8.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


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