能登半島地震を乗り越え、蟹解禁で初セリを11月8日(金)開催11月9日(土)には、震災後初の石川県全域で蟹漁をスタート。初セリでは雌のズワイガニ(香箱ガニ)の最高級ブランド「輝姫」 が2匹認定
~11月9日には、復興支援に金沢市の近江町市場でカニ鍋大会を実施!!~
能登半島地震を乗り越え、蟹解禁で活気に溢れる初セリの様子
加能ガニ・香箱ガニの初セリの様子
石川県漁業協同組合は、11月6日(水)のズワイガニ漁解禁を受け、11月8日(金)加能ガニ・香箱ガニの初セリを石川県漁協かなざわ総合市場と同加賀支所の2か所の市場で開催しました。
さらに、かなざわ総合市場では雌のズワイガニ(香箱ガニ)の最高級ブランド「輝姫」が2匹認定され、両会場共にセリは大盛り上がりとなりました。
また、初セリ日の8日(金)では大シケの影響で、一部出漁できない地域がありましたが、初セリ翌日の9日(土)には石川県全域で無事出漁することができました。さらに、11月9日(土)には、復興支援として近江町市場にて輪島の香箱ガニを使ったカニ鍋大会を実施し、地元民や観光客で盛り上がりました。
■ 11月8日(金)に初セリ、11月9日(土)に石川県全域で出漁!!
大シケの影響で11月6日(水)の解禁日は全地区で休漁となりましたが、11月8日(金)には、一部地域が休漁となる中、石川県漁協かなざわ総合市場と同加賀支所の2か所の市場にて加能ガニ・香箱ガニの初セリが無事開催され、両市場共に活気に溢れました。
初セリ当日は、石川県産の雄のズワイガニ「加能ガニ」の最高級 ブランド「輝(かがやき)」は残念ながら認定されませんでしたが、「香箱ガニ」のトップブランド「輝姫(かがやきひめ)」がかなざわ総合市場で2匹認定されました。
また、 8日(金)に休漁となった地域でも、翌日9日(土)には無事出漁することができ、震災後初めて石川県全域でズワイガニ漁が行われました。
■石川県漁業協同組合
橋本理事(いしかわ四季のさかなPR推進協議会 会長)コメント
輪島地区で地震後初めて本格的な漁ができたことを大変嬉しく思っています。国、県、市など全国の皆様のご支援に感謝します。こうして全国のみなさまに石川県の水産物を食べて応援してもらうことが、漁業者の励みにもなります。今後も、県と一緒になって、石川県の水産物をPRしていきたいです。JFいしかわとして、今後も能登の復旧復興に全力を挙げて取り組む所存です。
■加能ガニ全体の尾数
かなざわ総合市場 2,400箱
加賀支所 320箱
合計2,720箱×6尾= 16,320尾
■香箱ガニ全体の尾数
かなざわ総合市場 6,540 箱
加賀支所 620箱
合計7,160×25尾=179,000尾
■香箱ガニ「輝姫」の尾数
かなざわ総合市場 2尾
加賀支所 0尾
合計 2尾
■初セリ最高落札額
香箱ガニ「輝姫」
かなざわ総合市場
① 平昌丸 9.7cm
金額 40,000円
落札者 上島商店
販売先 いきいき魚市場(自店舗)
②海栄丸 9.5cm
金額 40,000円
落札者 上島商店
販売先 いきいき魚市場(自店舗)
■「輝姫」最高額落札者のコメント
(落札者:上島商店 広報担当 山岸 礼)
最初から、買うことを決めていました。お店で販売するので一般の方に買っていただきたいと思っています。能登の震災の件で皆さん心配している方もいらっしゃると思います。こういう機会を通して石川県の元気な姿をもっとアピールしていきたいと思います。
■ 11月9日(土)には、
復興支援に金沢市の近江町市場でカニ鍋大会を実施!!
カニ汁約420人分が用意 大鍋がアッという間に空となり・・・
初セリ翌日の11月9日(土)には金沢市の近江町市場にて、「カニ鍋大会」を開催しました。8日(金)に水揚げされた輪島産の「香箱ガニ」のカニ汁約420人分が用意され、1杯300円でチャリティ販売しました。売上金の全額が石川県漁協に寄付され、被災した能登の漁業の復興に当てられます
当日は、地元民や観光客で大行列となりました。参加者からは、「東京、軽井沢から友達ときた。輪島が大変な状況にあるのは知っていたが、10か月ぶりに操業した貴重なものを今日食べることができてよかった。香箱ガニは食べたことがなかったけど、内子(うちこ)や味噌がとても美味しくてまた食べてみたいと思った。」
「大阪からきたが、昨晩水揚げされたと聞いて、地元の香箱ガニを食べることができてラッキーだった。まだまだ能登は大変だと思うが、食べて応援したい、石川県は本当に魚介類が美味しい、今後とも漁業関係者のみなさんに頑張ってほしい。」
などの応援のコメントもいただきました。
「輝」の認定基準
・重さ:1.5kg以上 ・甲幅:14.5cm以上 ・全ての脚が揃う
・甲羅が硬く、身入りが良い ・鮮度の徹底(獲れた日をタグに記載)
・資源管理に積極的に取り組んでいる
(法令で定める漁獲数量の上限や禁漁期間の設定、甲幅9cm以上のサイズ規制の他、自主的管理として、 ズワイガニの禁漁期間に別の漁での混獲を防ぐため、ズワイガニ漁期外の保護区域の設定や、改良網を用 いてズワイガニが網に入らないよう工夫するなど、積極的に資源管理に取り組んでいるもの)
「輝姫」の認定基準
・甲幅:9.5cm以上 ・全ての脚が揃う
・傷がなく色が美しい ・身入りが良い
・資源管理への積極的な取組
(香箱ガニの資源保護のため、カニ漁期以外の禁漁期間での混獲を防ぐことを目的とし、「保護区域の設定」や「改良網の使用」など自主的な資源管理を実施しているもの)
それぞれにタグが付けられる
全国の皆様のご支援のおかげで、今年もタグを付けることが出来ました。あんやとう!
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
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やっぞ! やっぞ!やっぞ‼
「あばれ祭」能登のキリコ祭りの先陣 キリコも神輿も大暴れ
日本海文化の交流拠点である能登半島は独自の文化を育み、数多くの祭礼が 行われてきた。その白眉はキリコ祭りと総称される灯籠神事。
夏、約200地区で 行われ、能登を照らし出す。日本の原風景である素朴な農漁村で神輿ととも に、最大で2トン、高さ15mのキリコを担ぎ上げ、激しく練り回る。
祗園信仰や 夏越しの神事から発生した祭礼が、地区同士でその威勢を競い合う中で独特 な発展をし、そしてこれほどまでに灯籠神事が集積をした地域は唯一無二。
夏、能登を旅すればキリコ祭りに必ず巡り会えると言っても過言ではなく、そ れは神々に巡り会う旅ともなる。
「あばれ祭」能登のキリコ祭りの先陣 キリコも神輿も大暴れ
疫病退散を感謝して始まった祭り
定置網漁の基地として知られる能登町宇出津地区。7月最初の金・土曜、能登のキリコ祭りのトップバッターとして行われるのが、宇出津・八坂神社の祭礼「あばれ祭」です。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「神と人が一体化する光景を見ろ!火に水に 熱狂 乱舞し 練り歩く 能登のあばれ祭」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2584682
京都 八坂神社の祇園祭
祇園祭 神幸祭 八坂神社南門出発式 神輿の担ぎ手たちが集結
八坂神社は慶応4年(1868)5月30日付の神衹官達により八坂神社と改称するまで、感神院または祇園社と称していた。創祀については諸説あるが、斉明天皇2年(656)に高麗より来朝した使節の伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山に座した素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷の地に奉斎したことに始まるという。
また、一説には貞観18年(876)南都の僧円如が建立、堂に薬師千手等の像を奉安、その年6月14日に天神(祇園神)が東山の麓、祇園林に垂跡したことに始まるともいう。
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